2021.12.20
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パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!

[第335回]



●パソコンのバックアップ(27)Windows7マシンのバックアップ(3)

このところ書いておりますパソコンのバックアップは実際に私が普段使っている何台かのパソコンのバックアップについてのあれこれなので一般的な内容からは少し外れているかもしれません。
一般の皆様には余り役に立たない内容かもしれません。
毎々書いておりますように私自身の備忘録も兼ねて書いておりますのでそのあたりのことについてはお許しいただきますようお願いいたします。

[第331回]で私がいつも使っているWindows7マシンのハードディスクのバックアップを考える段になってやっと気が付いた問題点について書きました。
そこで気が付いたことは1台のハードディスクにたとえドライブは分けていたとしてもシステムドライブだけではなくてデータファイル用のドライブまでも一緒に詰め込むべきではないということでした。
トータルとして必要な容量が1TBだとしたら、1TBのハードディスク1台ではなくて500GBのハードディスク2台にシステムとデータを別々に分けて記録するべきという今更ながらのことについて書きました。
下はその時点でのWindows7マシンの1TBのハードディスクの状態です。

現在はWindows7マシンから外して万一のためのバックアップ用として保存しているハードディスクです。
今回の記事を書くために別のWindowsマシンに接続したためドライブレターが通常の接続時とは異なって表示されています。
Partition Wizardでの表示です。
E:win7−32と表示されているのがCドライブです。
ずっと以前にマルチブートシステムとして使っていた名残で先頭から離れた位置に割り当てられています。
ハードディスクの先頭からそのCドライブまでの100GBほどの空いたスペースに写真データ用のドライブ(上のレイアウトではDドライブ)を置いています。
ちょっと変則的なレイアウトなので、ここはなんとかしたいところです。
Cドライブの後ろにはデータファイル専用のドライブがあります(ドライブレターが表示されていませんが”Dbkup”と表示されているドライブです)。
先頭から”Dbkup”まで700GBありますからこのディスクのクローンを作成するためには別の1TBのハードディスクが必要です。
しかし[第332回]に書きましたように通常はデータファイルは蓄積されていく一方で古いファイルは書き換えられることが少ないので、毎回それらをシステムと一緒にバックアップするのは大きな無駄と言えます。
そこに書きましたようにここはシステムディスクとデータディスクを別々のハードディスクに分けるべきところです。
上のレイアウトをよくよく見ましたらCドライブ(上のレイアウトではE:)と”Dbkup”ドライブとの境で分けるとちょうど500GBのハードディスク2台に分けられそうです。
そこでまずはデータドライブを別の500GBのハードディスクにコピーすることにしました。
下はそのように考えてファイルを丸ごとコピーして作った500GBのデータ専用ハードディスクです。

”PHOTO”ドライブはかなり容量が窮屈になってきていましたのでこの機会に”Dbkup”と同じ200GBに拡げました。
新しいハードディスクにPartition wizardでパーティションを新規作成したあと、TeraCopyでファイルをコピーアンドペーストして作りました。

次はCドライブです。

このハードディスクは以後の作業のために今回の先頭の画像のハードディスクから別の1TBのハードディスクにクローンを作成したものです。
そこから前記の作業で”PHOTO”と”Dbkup”の2つのドライブは不要になりましたから削除しました。
このレイアウトも別のWindowsパソコンに接続してPartition Wizardで表示しましたので本来はCドライブであるべきところがG:Win7−32と表示されています。
先頭からここまでが丁度500GBにぎりぎり入りそうでしたので最初はこのレイアウトのまま後半の未使用部分を切り捨てて500GBのハードディスクにまずクローンとして作成して、そのあと何とかしてCドライブの前の空きを詰める段取りでした。
ところがまずはクローンを作成するためにMaxBlast5を実行していく段になって、ひょっとするとCドライブを前詰めにしてクローンを作成できるかもしれないことに気が付きました。
クローン作成のときに「手動」を選択すると新規に作成するディスクのレイアウトを変えられることに気が付いたからです。
そのようにして作成した「クローンディスク」です。

先頭の「システムで予約」のところが400GBから620GBに増えていますがその程度のことは問題ではありません。
問題はこれで果たしてもとのハードディスクと同じようにシステムが起動してくれるか、ということです。
新しい500GBのハードディスク上でCドライブ(上のレイアウトではD:Win7−32と表示されています)が配置されている位置はもとの1TBのハードディスク上で配置されていた位置とは全く異なっています。
どう考えてもこれでは起動することすらできないと考えられるところなのですが。
まあ、せっかくそのように作業したことですから、ここは「ダメもとで」と考えてWindows7マシンのCドライブとして接続してパワーオンいたしました。
すると。
信じられないことに、何事も無く今までと全く同じようにWindows7が立ち上がってしまったではありませんか!
ええっ。うそだあ!
とこれは喜びの声であります。
なんと、こうなるとMaxblast5はもうツールを越えて”神”であります。
その後にこのハードディスクをもとにしてさらに別の500GBのハードディスクにクローンを作成したあとでCドライブを300GBに縮めました。

現行のCドライブとしてはそのくらいの容量が適当と考えたからです。
その作業はAuslogics Disk Defrag([第327回]参照)でドライブ内後方の空きが十分であることを確認したあとPartition Wizardで行ないました。

パソコンをつくろう![第335回]
2021.12.20upload

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