PIC−USBIO using BASIC
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USBインターフェースを内蔵したPICを使ってWindowsパソコンで外部回路を制御するための各種I/O基板の製作記事です。
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[第99回]
●PICUSBIO−03(48)Timer3(6)RTC/CCP
[RTC]
Timer1での説明の順序に従えば今回はRTCになります。
Timer3もTimer1と同じように使うことでPICにRTCの機能を持たせることができます。
32.768KHz水晶回路を外付けしてRTCのクロックとして使います([第75回]参照)。
その水晶発振回路を働かせるためにはT1CONのbit3を1にする必要があります。
そこまではTimer3でも同じです。
そのあとはT3CONのbit1を1にすればTimer3をRTC用のカウンタにすることができます。
しかし実際にTimer3を使ってRTCとして働かせるためにはTimer1と全く同じようにTimer3の割り込みを使ったRTCプログラムを組み込まなければなりません。
PICUSBIO−03のPIC18F13K50にはすでにTimer1を使ったRTCの割り込みプログラムを組込み済みです。
そこにさらにTimer3を使ったRTCの割り込みプログラムを組み込もうとするとRTCのプログラムが複雑なものになってしまいます。
PICでRTCを使えるようにしたいということならばTimer1を使えばよいので、その代わりにわざわざTimer3を使うメリットは何もないように思われます。
そのように考えましたのでTimer3はRTC用のカウンタとしては利用しないことにしました。
[CCP]
CCPモジュールについては[第78回]で説明をしています。
そこでも説明をしていますようにCCPのTimerとしてTimer1とTimer3のどちらを使うかの選択はT3CONレジスタのbit3で指定します。
[出典]Microchip Technology Inc. PIC18F13K50/14K50 Data Sheet
T3CONレジスタのbit3を1にするとTimer3がCPPモジュールのTimerに割り当てられます。
bit3を0にするとTimer1がCPPモジュールのTimerに割り当てられます。
ちょっと短いですけれど本日はここまでにします。
PIC−USBIO using BASIC[第99回]
2022.11.14upload
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