PICBASICコンパイラ
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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第51回]
●LCDIF(3)PIC18F4550ボードにもLCDIFを
[第37回]でPICBASICコンパイラボードにLCD表示器を接続しました。
それまではPICBASICコンパイラの説明には20pinのPIC18F14K50ボードを使ってきました。
しかしLCD表示器を接続しようとするとそのために最低でもI/O端子が7本も必要になります。
20pinのPIC18F14K50ではLCD表示器を接続するにはI/Oが少なすぎます。
ということでLCD表示器は40pinのPIC18F4550ボードに接続することにしました。
当初はLCD表示器についてはPIC18F4550ボードに接続するということで終るつもりだったのですが。
PIC18F4550でLCD表示器の制御ができるのならばほかのPICでもできるはず、という当然といえば当然のことに気が付きました。
それならばもっと小さくてシンプルな機能のPICをLCD表示器の制御専用に使うことにして、そのPICと外部の回路とはシリアル通信でつなぐようにしたらよいじゃないか、という考えです。
まさにPIC的な使い方です。
そのようなLCDIFボードを作ったならばI/Oの少ないPIC18F14K50ボードにも接続できるはず、ということで作業したのが[第49回]でした。
そういういきさつで作ってしまったLCDIFボードですが(まだ今は試作だけですけれど)、実際に使ってみますとこれはなかなかよい出来だと思います。
本来はLCD表示器を接続するためには7本ものI/O線が必要だったところがたった2本のI/Oで済んでしまいます。
その分浮いたI/O端子をほかのことに使うことができます。
これならほかのPICボードにも接続してみたくなります。
PIC18F4550ボードにはLCD表示器を直接接続するというつもりでしたが(それはそれでそういう使い方でよいのですけれど)ひょっとしてそれではI/Oが不足するというようなことがあった場合にはPIC18F4550ボードにだってLCDIFボードを接続できたら助かるのでは。
そのように機能を追加(変更か?)するのはハードとしてはいとも簡単にできてしまいます。
こういう回路になります。
現行の232C通信用の10pinコネクタにもうひとつ10pinコネクタを追加してそこに2本の線を配線するだけです。
ソフトウェアはLCD表示器を直接接続していたところをLCDIFボードと通信するように変更する必要があります。
ま、しかし、それはPIC18F14K50のために作ったLCDIFボードと通信するためのプログラムをPIC18F4550用に直して移植すればよいのですからそれほど大変なことではありません。
ということで。
PIC18F4550ボードにLCDIFボードを接続できるようにしました。
今は試作なので10pinコネクタ基板で中継していますが最終的には上の回路図のようにLCDIFボード接続用の10pinコネクタをPIC18F4550ボードに追加するつもりです。
その場合にはLCD表示器を直接接続するための回路や16pinのコネクタは不要になります。
PIC18F4550ボードについてはLCD表示器を直接接続するボードと今回のようにLCDIFボードを接続するボードの2種類を作るつもりです。
PIC18F4550のプログラムはそれぞれ用に必要ですから基板も別にしたほうが間違いがなくてよいだろうというのがその理由です。
PICBASICコンパイラ[第51回]
2023.7.11upload
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