2023.7.14
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第52回]



●LCDIF(4)PIC18F2450ボードにもLCDIFを

前回はPIC18F4550BASICコンパイラボードにLCDIFボードを接続しました。
PIC18F4550BASICコンパイラボードはLCD表示器を直接接続する仕様として作成しました。
LCD表示器を直接接続するにはI/Oが最低でも7ビット必要です。
その前までPICBASICコンパイラの説明に使っていたPIC18F14K50ボードにLCD表示器を接続しようとすると使えるI/O端子のほとんどをLCD表示器の接続に使わなければならないのでそれ以外のI/O制御などに使うためのI/O端子がほとんどなくなってしまいます。
LCD表示器を別のPICで制御するようにしてそのPICとはシリアルで通信するようにできればその接続には最低2本のI/Oラインがあれば足ります。
そのような発想でPIC16F84で制御するLCDIFボードを作りました。
それを使うことでPIC18F14K50ボードにもLCD表示機能を付加することができました。
LCDIFボードとの接続にはPICUSBIFボードとPICBASICコンパイラボードとの接続に使っている10pinフラットケーブルの空き端子を利用します。
PICUSBIFボードはPICBASICコンパイラプログラムの作成やデバッグのときにPICBASICコンパイラボード(PICターゲットボード)と10pinケーブルで接続して使います。
そのための10pinケーブルコネクタは当然PIC18F4550ボードにもついています。
それならPIC18F4550ボードにだってLCDIFボードを接続することもできるじゃないか、ということでそのようにしてみましたのが前回の記事です。

ところで。
今回のPICBASICコンパイラについての連載を始める前には「PICUSBIOボード」について書いていました。
そこではPIC18F14K50(実際にはPIC18F13K50)を使った基板とPIC18F4550を使った基板のほかに28pinのPIC18F2550を使った基板を紹介しています。
PICBASICコンパイラについて書き始める段階ではPIC18F14K50ボードとPIC18F4550ボードの2種類をとりあえず試作しました。
ソフトウェアもハードウェアもかなりいいところまで進んできましたのでこの辺りでPIC18F2550BASICコンパイラボードも作って試してみることにしました。
どうせですからPIC18F2550ボードにもLCDIFボードも接続してみることにします。

こちらがPIC18F2550用PICUSBI/Oボード(PICUSBIO−09)を利用して試作した回路です。

手元にはPIC18F2550の持ち合わせが少なくてたまたまPIC18F2450なら少し在庫がありましたのでそちらを使うことにしました。
PICUSBIO−09の完成品基板を使ってそれを改造しましたのでUSB回路もついていますがPICBASICコンパイラボードではUSB回路は不要です。
実際にPIC18F2450用のBASICコンパイラ基板を作るときにはUSB回路は外します。
この回路図にありますようにLCDIF接続用10pinコネクタも232C通信用のコネクタとは別に実装することになりますが今は試作テストの段階ですから前回と同様10pinコネクタ基板を介して接続しました。

下は改造したPIC18F2450ボードにLCDIFボードを接続して動作テストを行なっている写真です。

上から3番目がPIC18F2450ボードです。

PIC18F2450ボードのところを拡大しました。

上のほうに書きましたようにPICUSBIO−09の完成品を利用して今回の試作をしましたのでUSBコネクタが実装されていますがPICBASICコンパイラボードとしてはUSB回路は不要です。
本番用の基板ではUSB回路は外します。

PICBASICコンパイラ[第52回]
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