2020.3.4
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パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!

[第297回]



●P4TSVにグラフィックドライバが入りました!

いままで何回もチップセットドライバのインストールを繰り返し行なってきたなかで気が付いたことがあります。
このところインストール作業を行なってきたP4TSVとGA−8IG1000−Gの場合、チップセットはともに同じIntelの865G/ICH5です。
マザーボードのメーカーのホームページからダウンロードしたチップセットドライバは当然それぞれのマザーボードのドライバなのですが、実際にインストールを行なってみると、ドライバのインストーラーソフトはマザーボードメーカーのものではなくて、チップセットメーカーつまりIntelのものだということに気が付きました。
そういうことなら。
バージョンの違いはあるかもしれないが、同じIntelのチップセットを搭載しているマザーボードならばメーカーやマザーボードの品名品番は異なっていても同じIntelのインストーラーでインストールできるのではないだろうか?

こちらはGA−8IG1000−Gのチップセットドライバです。

Intel INF installationとはっきり書いてあります。

こちらはP4TSVのチップセットドライバです。

Intelのインストーラーとは書いてありませんが、実際に実行してみるとIntelの表示が出ます。

P4TSVのチップセットドライバインストーラの実行画面です。

これはP4TSV用のチップセットドライバのインストーラーですから、当然P4TSVには正しくドライバがインストールされます。
ではその代わりに上で紹介したGA−8IG1000−Gのチップセットドライバ(Version 6.2.1.1001)をP4TSVにインストールしてみたらどうなるでしょうか?
試しにやってみた結果は全くエラーにもならずに正常にインストールできました。

そういうことなら。
P4TSVはVGAドライバがみつからなくてドライバのインストールができませんでした。
普通のマザーボードではVGAコントローラはチップセットに含まれています。
上に書きましたようにP4TSVとGA−8IG1000−Gのチップセットは同じです。
そしてGA−8IG1000−GにはIntelのグラフィックドライバがあります。
ひょっとして。
それ、P4TSVにも使えるんじゃないの?

ビンゴ!でありました。
Intelのグラフィックドライバインストーラーです。

これはGA−8IG1000−G用のインストーラなのですが、P4TSVで実行したところ、特にエラーも出ることなく正常にインストールできました。

ディスプレイ アダプタのところにIntel 82865G Graphics Controllerと表示されています。


●LANドライバもインストールできました

わかってきましたよ。
P4TSVはLAN用のドライバもありませんでした。
それなら、前回やったように、LANコントローラのメーカーサイトからドライバをダウンロードすればよいじゃありませんか。
虫眼鏡でP4TSVのマザーボード基板を調べてみましたら、カニのマークのICがみつかりました。
RealtekのRTL8100Bです。

Realtekのサイトです。


ドライバのダウンロードサイトに移行しました。

一番上に表示されているWin98ME Driverがお目当てのドライバのようです。

ダウンロードして展開したあとCDROMに焼きました。


前回説明したのと同じ流れですが、せっかく画像も撮ったことですから、ざっと見ていただくことにします。


PCI Ethernet Controllerのプロパティを開いて、ドライバの再インストールをクリックします。


検索場所の指定のところでは参照をクリックしてCDROMのRTL8100ドライバを指定します。

下の階層の98meフォルダを指定してOKをクリックします。

「次へ」をクリックします。


Realtek Ethernet ドライバのインストールが開始されます。

「次へ」をクリックします。

Realtek Ethernet ドライバがインストールされました。


再起動します。


デバイスマネージャで確認しました。

ネットワークアダプタのところにRealtek RTL8139/810x Family Fast Ethernet NICと表示されています。

これで4枚のうち2枚のマザーボードが使えるようになりました。

パソコンをつくろう![第297回]
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