パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
当記事は2010年9月から「TTLでCPUをつくろう!」というタイトルの もとにほとんど毎日連載をしてきたものを再編集したものです。 2011.6.17
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☆プロローグ
中日電工代表者である私(菱田)がWindows7に出会い、ながらく休止していたパソコン組立キットを再び企画するに至ったいきさつを書いています。
なぜメーカー品のパソコンではだめなのか。メーカー品のパソコンのどこが問題なのか。
どうして組立キットなのか。
既存のパソコン組立キットのどこが問題なのか。
そういう辺りがテーマになっています。

[第29回]

●Windows7が正規品ではない?

どーしてこんなに次から次へと問題が発生するのでしょーか。
前回そのように書いたばかりだというのに、またしてもとんでもない体験をさせられてしまいました。
今回は、まだつい昨晩(10.11.24)と、そして今朝(10.11.25)体験したばかりです。
ええ。まだ体験したてのほやほやです。

昨晩、いつものように、記事を書くためにWindows7マシンを使って、相変わらずハードディスクのバックアップ作業や解凍作業をやっておりまして。
ふと気が付きましたら、いつの間にやらデスクトップの右下隅に見なれない表示が出ておりました。

むむ。
なんだこりゃあ。

そこには控えめな小さな文字で、しかし恐るべき内容が書かれておりました。
確かこんなような内容でありました。

Windows 7
ビルド XXXX(4桁の数字だが忘れてしまった)
このコピーは正規品ではない可能性があります

おいおい。
そりゃあないだろーよ。

ちゃんとここに正規品のDVDがあるんだよお。
ほら、きっらきらのホログラム付きの正規品だよお。
しかも、なんなのさ。今ごろになって突然に。

むむ。
確かWindows7をインストールしてから、ゆうに2ヶ月は経過しておりまする。
一体今ごろになってなんなのでしょう。
うう。
そおいえば。
気が付いてみましたら、今回はテストのために、「本物」のハードディスクではなくて、バックアップしたクローンディスクでWindows7を立ち上げておりました。
さては、そのせいか…。

おいおい。
そいつもちとおかしくはないか。
だって、ハードディスクこそ違っていても、マシンは同じものなのだから、それで不正コピーだと決め付けられちゃかなわないですよねえ。
ええ。
嘘も偽りもありませぬ。
今のところ悲しいことに、Windows7がまともに動作してくれるスペックのマシンはこれ1台しかないものですから。

これが真夏でしたら、ちょうど背筋がぞぞっの怪談ネタなのでしょうけれど、こんなに寒くなってからこんなのをやられたら、風邪を引いて寝込んでしまうじゃありませんか。
こおいう悪い冗談はやめてほしいなあ。
こおいうときは、もお頭からふとんをかぶって寝てしまうにかぎります。
ええ。そういたしました。

お話はかわりまして、今朝(2010.11.25)になりましてから、いつものようにパソコンの電源を入れようとしましたら。
昨晩の、いまわしいといいますか、おぞましいといいますか、思い出したくも無い、あのいやあな表示を思い出してしまいました。
そおそお、昨晩はWindows7を、クローンディスクから立ち上げてしまったばっかりに、あんな気持ちの悪いものを見てしまったんだった。
こおいう縁起でもないもの(注。クローンのハードディスクのことです)はしっかり外しておいて。
今度はちゃんと本物のハードディスクからWindows7を起動いたしましたよ。

ふえぇぇぇぇぇ…!

ウィルスに感染してしまったぁ、
じゃなかった。
「正規品ではない可能性が…」のメッセージが、本物にも感染してしまったあ。

なんと。
今度は、正真正銘、本物のハードディスクから起動した、モノホンのWindows7のデスクトップにも、あのいまわしい、
このコピーは正規品ではない可能性があります
の表示が…。

こっ、これは、あれだ、きっと、いつもの、そう、魔物のシワザに違いない。

あのね。
出てくるのは、せめて夜だけにしてよ。
朝っぱらから出て来て、悪さをするのはやめてほしいなあ。
心臓麻痺でも起こしてしまったら、どおしてくれるんだよお。

そうそう。
ともかく一旦終了して再起動いたしましょう。
気を取り直しまして、一旦終了して再起動いたしましたよ。
そうしましたら。

こんどはいきなり暗い画面になって、

このWindows7は正規品ではありません
□すぐにマイクロソフトに通知するかシステム管理者に確認する
□あとで確認する
(余りのことに気が動転してしまって、記憶も定かではないのでありますが、確かそのような文章でありました)

うわあ。
とうとう、偽物にしてしまいよった。
どおしてくれるう。

じょおだんじゃあないよお。
本物なのに、マイクロソフトに通知してどおするのさ。
まっ、とりあえず、ここは、「あとで確認する」を選択するしかないでしょおが。

う?
そうしましたら。
なにごともなくWindows7が立ちあがってしまいました。
…これは、ブラックジョークか?まさかねえ。

なんなのさ、一体。
本物じゃないって断定しておいて、それでもまともに動作するわけなの?

うう。わからん。
あのデスクトップ右下のメッセージも表示されなくなってしまいました。
なんなのでしょーかねえ。

ひょっとしたら、と思いまして、ネットで検索してみましたら。
うわあっ、ていうくらい、いっぱい出てきましたよ。

皆様も、
「Windows7 正規品ではありません」
で検索してみてくださいませ。

むむ。
そおいうことならば。
あの画面を写真に撮って皆様にお見せいたしましょう。
ということで。
もう一度再起動させてみましたら。

出なくなってしまいました。
どおなっているのさあ。
せっかく捕まえてやろうとしたのにさ。

ああ。そうだ。
ひょっとしたら。
昨晩出たあのクローンのハードディスク。
アレで立ち上げたら、また表示されるかも。
こんどはなんだか少しわくわくしながら、クローンディスクを接続してWindows7を立ち上げてみましたよ。

わっ。
出たっ。
出ましたよお。

正規品ではない
という表示が。
あっ。
カメラ、カメラ。
えっと。三脚。
それからフラッシュをOFFにして、ASAは100で…。

あれえ。
何も入力しないのに。
タイムアウトで(?)、Windows7がなにごともなかったかのように。
立ち上がってしまいました!

しかし。
こういう場合に、タイムアウトってありますかねえ?

本日は、その後何回か、リブートしてみましたが、今のところ、「正規品ではない」の表示は出ておりません。
んでも、こういう経験をいたしますと、気が弱いお方など、多分、電源ONのたびにびくびくなさるのでは。
この件につきましては、次回にも、もう少し書かせていただくつもりなのですけれど(ひょっとするとまた何かが起きてしまったりするかもしれませんし)。
今回は、とりあえず、ひとこと。

Windows7のご購入をお考えの皆様。
安いからといって、わけのわからない店や、ましてやオークションなどで買ったりしないほうがよろしいと思いますよ。
ネットにいっぱいあります同様の体験と、私自身の体験から申し上げますと、これはどうやらWindows7の認証プログラムに問題があるように思います。
おそらく、なんらかのきっかけで、正規品であるにもかかわらず、このようなメッセージが出されてしまう可能性があるのでは、という気がいたします。
そうした場合にまっとうなルートから購入したものでありましたなら、堂々とマイクロソフトに電話するなり、購入したお店に話をして、対処の仕方を確認することができましょう。
しかし、もしも、まっとうなルートかどうか定かではないところからご購入になりますと…(たいへんなことになるかもしれませんよお)。
CPUをつくろう!第670回(2010.11.25upload)を再編集

パソコンをつくろう![第29回]
2011.6.17upload
2011.6.18再編集

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