パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
当記事は2010年9月から「TTLでCPUをつくろう!」というタイトルの もとにほとんど毎日連載をしてきたものを再編集したものです。 2011.6.17
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☆プロローグ
中日電工代表者である私(菱田)がWindows7に出会い、ながらく休止していたパソコン組立キットを再び企画するに至ったいきさつを書いています。
なぜメーカー品のパソコンではだめなのか。メーカー品のパソコンのどこが問題なのか。
どうして組立キットなのか。
既存のパソコン組立キットのどこが問題なのか。
そういう辺りがテーマになっています。

[第28回]

●バックアップした圧縮ファイルからの復元(その2)

このところずっと、MaxBlast 5 を使ったハードディスクのバックアップについて書いております。
実のところ、本来の趣旨から全く離れているなあ、と自分自身でも当惑しております。
もう制御不能といいますか、糸の切れた凧状態だと思います。

いささか言い訳ですけれど、そこがそれ、まさに「ブログ的」ですので。
何回も書いておりますように、私自身の備忘録をも兼ねております。
ということで、なにとぞご容赦を。
今後も、おもちゃ箱よろしく、何が飛び出すかわかりませぬ、と一応予防線を張らせてくださいませ。

あ。しかし、上でも書きましたように、実際自分でもいささか困惑していることも事実です。
なんでこんなにあれこれ体験せにゃあならぬのか。
これじゃあ、体がもちませぬ。
まあ、ほんとに次から次へと予期せぬことが発生してしまいます。
で、それをなんとか皆さま方にお伝えしようといたしますと、こういう状態になってしまいます。

今回の「バックアップ編」もその発端は、私の知人からの「WindowsXPが起動しないよお。助けてえ」という緊急コールから始まったのでありますが([第19回])。
ここまで長引くとはまさか自分でも予想だにしていませんでした。
どうやらとんでもない着地点が見えてきたように思います。

●またしても突然不可解なエラーが…!

実は昨日は、前回書きました「圧縮ファイルからの復元作業」につきまして、その続きを書こうとして、そのための確認作業などをしておりまして、その記事もほとんど書き上げていたのでありますが、念の為にということで、圧縮ファイルから復元したハードディスクで起動させましたところ、なんと、Windows7がこけてしまいました。

突然にこのようなメッセージが出てしまいました。

おかしいじゃあないの。
ただのバックアップファイルからの復元ですよお。
どーしてこーなるの?

文句を言ってもはじまりません。
で。
おっしゃる通り、修復の起動もしましたし、通常起動もいたしました。

が。しかし…。

そりゃないでしょうよ。
なんにもしてませんてば。

んでも、仕方がありませんから、これまた言われる通り、インストールディスクで起動し、コンピュータの修復を行ないましたよ。
そうしましたら、なんでもブート部分に問題がみつかりました、とのメーセージが。
ほーか。ほーか。
なんでそうなったのかわからんが、まあ修復してくれるならとりあえずは良しと致しましょう。


よっ。今度こそ、起動するか…。

●autochk program not found…

なんだ。こりゃあ。

だめじゃないの。

結局、修復できませんでした。

この、autochk program not found − skipping AUTOCHECK なるメッセージ。
コイツがなかなかに曲者らしいのですねえ。
このワードでネットを検索いたしますとWindowsユーザーの悲鳴が充満しております。
help、helpの合唱です。

たとえば、このページ。

Microsoft Answers のページです。

うむむ。
ところどころ、よくわからないところがあるのでありますが。
どうやらVistaとWindows7とLinuxのマルチブートで使っていたらしいのですねえ。
で、新しいハードディスクにcopyする段階で、Vistaのパーティションを消した?

いや。それは、ちょっと乱暴な。
むむ。詳細は不明でありますが。
Ibrahim Awwal君はもうすっかりしょげてしまっているようです。

おお。MicrosoftサポートエンジニアAmrita M様からのご返事です。


うむむ。
ええっ?
ちょっと待ってくれませんかあ。
check diskを試してごらん、ですって?
Click Start,type cmd in the Start Search box?

だって、かわいそうなIbrahim Awwal君はWindows7が起動しなくなっちゃったから助けて、って言ってるんでしょ?
それ(Click Start…)、Windowsが起動しなきゃできないじゃありませんか。

そりゃあ。
ちょいとムリなのじゃありませんかねえ。

あ。でも私がかわいそうなIbrahim Awwal君の代りにChkdsk /Rをやってみましたよ。
ええ。
ちゃんと起動するWindows7に、こけてしまったハードディスクを接続して。


問題は見つかりませんでした。
だそうです。
よわりましたねえ。
そんなはずはないのですがねえ。

どうやらこの問題はWindows7だけではなくて、Vistaでも起きているようです。
なんだかマルチブートにからんでいるような。

この方はなかなか示唆に富んだことを書いてみえます。


おお。
なんだか私の体験に近いようですねえ。
WindowsXPとWindows7のマルチブートだそうです。

ちなみに、Acronis True Imageでバックアップをとったのだそうで。
WindowsXPは起動するのだけれど、Windows7はダメなのだそうですね。
autochk program not found…が出てしまって。

そこでTrue ImageでバックアップしてあったWindows7のimageを再度リストアしたのだけれど、やっぱりだめだったのだそうでありますね。
で、もうやけくそで(とは書いてありませんけれど)、一旦Windows7のパーティションを削除してしまって、それからもう一度パーティションを切りなおして、そこにWindows7を再インストールしたところ、なんとWindows7が起動してしまいました。
まるで夢か、と思ってほっぺをつねってみましたよ。
と書いていらっしゃいます。

ええ。私の場合も同じです。
MaxBlast 5で、Windows7(32bit)とWindows7(64bit)のマルチブート構成にしたハードディスクをまるごとバックアップいたしまして、そこから新しい別のハードディスクにディスクイメージを復元しましたところ、その不可解なメーセージが出て、Windows7が起動いたしません。
正確に申しますと、autochk…が出て起動できないのはWindows7(32bit)の方で、Windows7(64bit)をセレクトしますと何事もなく起動してしまいます。

どうやらMaxBlast 5でバックアップした圧縮イメージに問題があるようなのですよね。
前回取り直したwin7dual101122.tibに問題が…。
念の為、win7dual101122.tibから繰り返しイメージを復元して試してみましたが、必ず同じ現象が発生してしまいます。
しかし、これはちゃんとベリファイをしたファイルなのですが…。
むむ。これは、問題ですよお。

さらに念の為。
あらためて、もう一度、バックアップを取り直して(Win7dual101123.tib)、そこから復元してみましたところ、なんと!
Windows7(64bit)もWindows7(32bit)も、何事もなく立ち上がってしまいました。

私もWachman−34号君と同じように、to pinch myself しなければいけませんかねえ。
むむ。悪夢だ。

しかしこれは冗談を言ってる場合ではありませぬ。
MaxBlast 5のバグならば(むむ。バグなのか?それともWindows7に問題が?)、True Image製品版を使うという手がありますが、Wachman−34号君の経験からいたしますとTrue Imageでも同じことが発生しているのだそうで。
もう一度。
これは問題ですよお。

こうなると。
ただバックアップを取るだけじゃ済まなくて、その場でそのバックアップファイルから一度復元して、動作確認をしてみなくてはなりませぬ(だって、ベリファイしてもだめだったのですから)。
なんと、面倒な。

うう。
しかし、どうやら、Windows7がらみのマルチブートに問題があるようなので。
それなら、マルチブートにしなければこういう問題は起きないかも。
あ。果たして、そう信じてよいものか。
いやあ、なんと悩ましいことではありませぬか。
CPUをつくろう!第669回(2010.11.24upload)を再編集

パソコンをつくろう![第28回]
2011.6.17upload
2011.6.18再編集

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