2016.8.7
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[プチ連載です]
Legacy8080用オプションボードの製作

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葛Z術少年出版様からLegacy8080用のオプションボード製作の依頼を受けました。
そのボードには電流制限素子(ポリスイッチ)をつけることになりました。
そこで…。
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[第18回]


●プリント基板が出来てきました(3)

[第13回]で書きましたトランジスタ版電流制限回路のプリント基板ができてきました。

基板表側の写真です。

縦が50mm横が40mmの小さな基板です。

こちらは基板裏側です。


部品を実装しました。

小さな基板ですけれど、こうやって部品を実装してみると、なかなかサマになっているじゃありませんか。
この基板を設計した時点では電圧検出用の抵抗として1Ωを3本並列に取り付けるつもりでしたが、[第12回]に書きましたように、それでは出力ショート時には電流が流れすぎて2SA1020のコレクタ損失が絶対最大定格を軽く越えてしまうことに後から気が付きました。
そこで写真のように2.2Ωを2本並列に実装しました。
これだと合成抵抗は1.1Ωなので、大体200mAぐらい流れたときに抵抗の両端電圧が約0.2Vになって、LM358の出力電圧がトランジスタをONさせる電圧の約0.6Vになるはずです。
その通りになるかどうか、後ほど実際に試してみることにします。
それはそれとして、上から見ただけではトランジスタがよく見えませんね。

基板を傾けて斜めから見てみました。

少し背が高いトランジスタが2SA1020です。
そのほかの3個は2SC1015です。

そうでした。逆挿し防止用ダイオードを忘れていました。

念のため基板裏の電源入力部に取り付けました。

それではいよいよ試運転です。
負荷として出力部に51Ωの抵抗をつないでみました。
51Ωが半分ビニール被覆線に隠れてしまっています。
写真を見るまで気が付きませんでした。

出力電流はちょうど100mAでした。
2.2Ω2本(=1.1Ω)の両端電圧は112mVです。

今度は出力に負荷として33Ωをつなぎました。

電流は約150mA流れました。
2.2Ω2本(=1.1Ω)の両端電圧は169mVです。

出力をショートしました。

出力電流は200mAで止まっています。
2.2Ω2本(=1.1Ω)の両端電圧は222mVです。
このときLM358の出力電圧はその3倍の約0.66Vになって、そこで電流制限回路がONになります。
電流制限回路がONになっていることを示すLEDが点灯しました。

動作OKです。

Legacy8080用オプションボードの製作[第18回]
2016.8.7upload

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