2015.11.8
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新製品の紹介(プチ連載です)
周波数カウンタ組立キット

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たまにはちょいと息抜きで小品も作ってみたいものです。
簡単にチョイチョイと…。
でも、なかなかそうは簡単にはいかなくて、いつものごとく回を重ねてしまうことになるのかも…。
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[第48回]


●VM39S5GでVM39S5Gを測る(2)

前回からの続きです。
まずは10秒間の測定です。

7A1205B 128000091
7A1205E 128000094
7A1205F 128000095
7A12061 128000097
7A12062 128000098
7A12061 128000097
7A12063 128000099
7A12062 128000098
7A12062 128000098
7A12063 128000099
7A12063 128000099
7A12063 128000099
7A12064 128000100
7A12064 128000100
7A12064 128000100
7A12064 128000100
7A12065 128000101
7A12064 128000100
7A12065 128000101
7A12064 128000100
7A12065 128000101
7A12064 128000100

電源を入れて測定を開始してからじきに12800010Hz(10秒間なので測定値はその10倍になる)で安定しました。
今まであれこれ工夫して測定して得た周波数は12800002〜12800004Hzでした。
それに比べて少し差が大きいようです。
これはどうしたことか?
ということであらためて確認をしてみました。

VM39S5Gの周波数を個別に測ってみました。
メモを取るのを忘れてしまいましたのでどちらがどちらだかわかりません。

ひとつは12799864Hzです。

そしてもうひとつは12799873Hzです。


PIC内蔵タイマー(CPUクロックは20MHzクリスタル)による周波数測定なので少し誤差があります。
12800000Hzに対してマイナス130Hzぐらいですから誤差は約10PPMあたりです。
ふつうのクリスタルの誤差は30PPMといわれていますから、割といい精度が出ています。
ここで注目すべきは2個のVM39S5Gの出力周波数の差です。
9Hzの差が出ています。
周波数の高いほうのVM39S5Gの出力周波数をゲートパルスにして、もう一方のVM39S5Gの出力をカウントした結果が先程の値になってあらわれたのだと思います。
これではなにもわからんじゃないか、といわれるかもしれませんが、知りたかったことのひとつは出力の安定度です。
どちらの出力も安定していることが10秒間の測定ではっきりしたと思います。

さて、それではいよいよ100秒間の測定です。

11月5日 15:43:30 4C4B43F1 1280001009 1009

15:46:50 4C4B43F2 1280001010 1010

15:50:10 4C4B43EE 1280001006 1006

15:53:30 4C4B43E6 1280000998 998

15:56:50 4C4B43E5 1280000997 997

16:00:10
0

16:03:30
0

16:06:50 4C4B43DC 1280000988 988

16:10:10 4C4B43D7 1280000983 983

16:13:30
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16:16:50
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16:20:10
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16:23:30
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16:26:50
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16:30:10
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16:33:30
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16:36:50
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16:40:10
0

16:43:30
0

16:46:50 4C4B43D1 1280000977 977

16:50:10 4C4B43D2 1280000978 978

16:53:30 4C4B43CA 1280000970 970

16:56:50 4C4B43CA 1280000970 970

17:00:10 4C4B43CB 1280000971 971

17:03:30 4C4B43CB 1280000971 971

17:06:50 4C4B43C9 1280000969 969

17:10:10 4C4B43CC 1280000972 972

17:13:30 4C4B43CE 1280000974 974

17:16:50 4C4B43C7 1280000967 967

17:20:10 4C4B43C4 1280000964 964

17:23:30 4C4B43C3 1280000963 963

17:26:50 4C4B43C0 1280000960 960

17:30:10 4C4B43C0 1280000960 960

17:33:30 4C4B43C1 1280000961 961

17:36:50 4C4B43C3 1280000963 963

17:40:10 4C4B43C3 1280000963 963

17:43:30 4C4B43C3 1280000963 963

17:46:50 4C4B43C2 1280000962 962

17:50:10 4C4B43C4 1280000964 964

17:53:30 4C4B43C6 1280000966 966

17:56:50 4C4B43C0 1280000960 960

18:00:10 4C4B43C2 1280000962 962

18:03:30 4C4B43C2 1280000962 962

18:06:50 4C4B43C3 1280000963 963

18:10:10 4C4B43C4 1280000964 964

18:13:30 4C4B43C2 1280000962 962

18:16:50 4C4B43C1 1280000961 961

18:20:10 4C4B43BC 1280000956 956

18:23:30 4C4B43BF 1280000959 959

18:26:50 4C4B43C2 1280000962 962

18:30:10
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18:33:30
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19:00:10
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19:03:30
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19:33:30
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19:40:10
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19:43:30
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20:13:30
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20:16:50
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20:20:10 4C4B439A 1280000922 922

20:23:30 4C4B439B 1280000923 923

20:26:50 4C4B4398 1280000920 920

20:30:10 4C4B4393 1280000915 915

20:33:30 4C4B4398 1280000920 920

20:36:50 4C4B4396 1280000918 918

20:40:10 4C4B4395 1280000917 917

20:43:30 4C4B4396 1280000918 918

20:46:50 4C4B4391 1280000913 913

20:50:10 4C4B4399 1280000921 921

20:53:30 4C4B4396 1280000918 918


途中食事などで中座したりしたので間が飛んでいます。
ただ時間の経過にしたがって少しずつ周波数が低減しているようなので、途中の時間間隔も省略しないでそのまま表示しました。

末尾3桁を取り出してグラフにしてみました。



この変化はおそらく温度が関係していると思います。
ただしVM39S5Gそのものの変化であるとは言い切れません。
電源の影響もあると思います。
とにかく1PPMなどという精度を測定できるものを持ち合わせてはいないので、これはどだい無理なことをしていると思います。
やっぱり100秒では期待したほどの精度は得られないようです。
この数値を見て最初はそう思ったのですが、しかしよくよく数値を見てみますと、これだけ長時間の測定をして、12800010〜12800009Hzの範囲に収まっていますから、意外といい結果が得られたのもしれません。

周波数カウンタ組立キット[第48回]
2015.11.8upload

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