2015.11.7
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新製品の紹介(プチ連載です)
周波数カウンタ組立キット

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たまにはちょいと息抜きで小品も作ってみたいものです。
簡単にチョイチョイと…。
でも、なかなかそうは簡単にはいかなくて、いつものごとく回を重ねてしまうことになるのかも…。
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[第47回]


●VM39S5GでVM39S5Gを測る

[第42回]でVM39S5Gをもう1個購入しましたと書きました。
下の写真をお見せしましたが、この写真の回路についてはまだ何も説明していませんでした。



こちらが回路図です。

これで何をしようと考えたかと言いますと。
[第28回]でGPSの1PPS信号を分周して10秒、100秒のゲートパルスを作って、それでVM39S5Gの12.8MHzがどの程度正確なのかを測定してみました。
100秒間連続で測定すればひょっとすると末尾までかなり正確に測定できるかと思ったのですが、結果は精度としては10秒間の測定と大差ないように感じました。
その原因がGPSの1PPSの精度にあるのか、あるいはVM39S5Gのせいなのか、あるいはその他の理由によるものなのか、それ以上は不明というしかないという結果になってしまいました。

それならばGPSの1PPS信号の代わりに今回購入したもう1個のVM39S5Gの12.8MHzを使って10秒、100秒のゲートを作って、それで先に購入したVM39S5Gの12.8MHzを測ってみたらどうなるだろうか、と考えたのです。
それで何がわかるか、よくはわかりませんが、まあやってみるだけの価値はあるように思います。

GPSの1PPS信号のときは74HC74を1段通して周期2秒のパルスを作り、それをクロック発生基板を改造した回路に通して、10秒と100秒のゲートパルスを作りました。
上の回路にもう1個74HC390を追加すれば周期2秒のパルスを作ることができますが、そこまでしなくても5Hz(周期0.2秒)をクロック発生回路に通しても10秒、100秒のゲートパルスを作ることはできますから、上の回路にしました。

こちらが[第28回]でも使った「クロック発生回路」の回路図です。


16F628Aからのラインを切断して、その1msのところに5Hz(H0.1秒L0.1秒)を入れれば100ms出力にはH10秒L10秒のパルスが、1000ms(1s)出力にはH100秒L100秒のパルスが得られます。

測定中の写真です。

10秒間の測定です。

こちらは100秒間の測定中の写真です。


本日は時間がなくなってしまいましたので、詳しい測定結果については次回に書くことにいたします。

周波数カウンタ組立キット[第47回]
2015.11.7upload

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