2015.10.1
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新製品の紹介(プチ連載です)
周波数カウンタ組立キット

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たまにはちょいと息抜きで小品も作ってみたいものです。
簡単にチョイチョイと…。
でも、なかなかそうは簡単にはいかなくて、いつものごとく回を重ねてしまうことになるのかも…。
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[第13回]


●117でいきましょう(3)

このところ秋月から購入した超高精度温度補償型水晶発振器VCTCXO(12.8MHz±1ppm)VM39S5Gが本当に誤差1ppmの精度なのかを確かめるべく試行錯誤を重ねております。
この3日ほどは117の時報を聞きながらカウント積算値を確認しています。

9月29日9時ちょうどにカウントを開始しました([第11回]参照)。

本日で3日目になりました。
10月1日9時6分です。



040E9642のようです。
末尾3桁くらいは読みにくいので違っているかもしれません(かなり強引に読んでいます)。
上位桁への桁上がりが発生しています。
その上位桁と下位桁を補うと2040E964200になります。
10進数では2216447853056です。
経過時間は、48時間6分(2886分)です。
秒に直すと173160秒です。
2216447853056/173160=12799999
12.8MHzに対して−1Hzです。
いやこれはたまたまでありましょう。

本日2回目のデータ取得です。
時刻は21時13分です。
毎日こればかりにかかりきりになっているわけではありません。
ほかに仕事をしながらのデータ取得ですから、気が付くと9時、21時を過ぎてしまっています。



860DDEA3のようです。
どうも下位3桁ぐらいが読みにくくていいかげんになってしまいます。
上位桁と下位桁を補うと2860DDEA300になります。
10進数では
2774781567744です。
経過時間は60時間13分(3613分)です。
秒に直すと、216780秒です。
2774781567744/216780=12799988
12.8MHzに対して−12Hzです。

これだけいい数字が続きますと、誤差1ppmというのは本当のように思えます。
それと117を使ったローテクな方法は意外といい方法なのかもしれませんですよ。
果たして明日はどうなるか、ちょいと興味津々です。

ですけれど。
毎日こればっかりでは、皆様に飽きられてしまいます。
しばらくはこのままカウントは続けるつもりですが、他のことも書いていきましょう。
お話にはサプライズが必要です。
そこで。

●GPSで1PPSを

ずっとごひいきにしていただいておりますJ大学I先生からメールをいただきました。
「1PPS信号がこんなに簡単に求まるのかと…」
という文に添えて、参考サイトへのリンクがつけてありました。
1PPSというのは1 Pulse Per Second(1秒1回のパルス)のことのようです。
なんでもGPSの位置情報には正確な時間が必要ということらしく、GPS信号を扱うチップのなかにはその1PPS信号(相当に正確らしい)を出力するものもあるとのことです。
さっそくI先生に教えていただいたページを訪問いたしました(↓)。
https://www.icom.co.jp/beacon/kousaku/001930.html

なるほど。
読ませていただきますと、GPSチップやモジュールのなかには特別の制御などをしなくても、スタンドアローンで1PPSを出力してくれるものがあるそうな。
もちろん1PPSのみを利用するというのは本来的な使い方ではなくて、主たる機能としては位置情報などをRS232CやUSB通信で吐き出してくれるというもののようです。
しかし当然私の場合には、位置情報などはどうでもよろしいので、とにかくその1PPSとやらが正確なものでしたならば、ぜひ欲しいものであります。

ああ、また道草の道草になってしまいそう…。

周波数カウンタ組立キット[第13回]
2015.10.1upload

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