2015.9.29
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新製品の紹介(プチ連載です)
周波数カウンタ組立キット

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たまにはちょいと息抜きで小品も作ってみたいものです。
簡単にチョイチョイと…。
でも、なかなかそうは簡単にはいかなくて、いつものごとく回を重ねてしまうことになるのかも…。
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[第11回]


●測定を中止しました

9月25日15時23分に測定を開始しました。
本日で4日目なのですが。
前回は意外なことがわかってしまいました。

携帯の時計はいつも正確なので、常時基地局からの電波で補正されているものだとばかり思っていました。
ところが117の時報と比べてみたところ約1秒のずれがあることがわかってしまいました。
しかもそのずれは気が付かないうちに補正されてしまいました。
2度びっくりです。

そういうことになりますと、このまま測定を続けても無意味ではないかという結論になってしまいそうです。
前回はせっかく乗りかかった船だからしばらくこのまま乗ってみましょう、と書いたのでしたが。
やっぱり止めたほうがよさそうです(もっといい方法を思いつきました)。

とりあえず、最後の締めくくりです。
最後のデータを取りました。
9月29日8時35分です。


写真の明度を落としました。

BD0378A2のようです。

下位2桁は00にして、最上位を補うと
3BD0378A200になります。
10進数に直すと、
4110341939712です。
経過時間を計算します。
25日15時23分から29日8時35分までは、89時間12分(5352分)です。
これを秒に直すと、
321120秒です。
4110341939712/321120=12800018

見かけ上は、らしい精度が出ているのですけれど。
念のため117にかけて、携帯の時計と比べてみましたら。
また少し進んでしまっています。
やっぱりこの方法はだめでした。
潔くあきらめましょう。

●117でいきましょう

考えてみたらそういうことでした。
117の時報を聞きながら測定すればよいではありませんか。
さっそくそのようにして再スタートしました。

9月29日9時ちょうどのスタートです。

第1回目のデータ取得です。
時刻は21時5分です。

117の時報を聞きながらシャッターを押しました。


81A3C945のようです。
末尾3桁くらいは読みにくいので違っているかもしれませんが…。
まだオーバーフローはしていませんから下位桁のみを補うと81A3C94500になります。
10進数では556798657792です。
経過時間は、12時間5分(725分)です。
秒に直すと43500秒です。
556798657792/43500=12799969
12.8MHzに対して−31Hzです。
まだ12時間ですから、この値はちょっと良過ぎます。

疑いを持ちつつ再度値を取りました。
時刻は21時25分です。
第1回目データ取得からちょうど20分後です。



853777BEのようです。
読みにくいので下位3桁ぐらいは違っているかもしれません。
853777BE00になります。
10進数では
572161244672です。
経過時間は12時間25分(745分)です。
秒に直すと、44700秒です。
572161244672/44700=12800027
12.8MHzに対して+27Hzです。

うーん。
意外にいい数字がでますねえ。

もう一回いってみましょう。
時刻は21時31分30秒です。
上の時刻から6分30秒後です。



8660E54Eのようです。
読みにくいので下位3桁ぐらいは違っているかもしれません。
8660E54E00になります。
10進数では
572161244672です。
経過時間は12時間31分30秒(751分30秒)です。
秒に直すと、45090秒です。
577151258112/45090=12799983
12.8MHzに対して−17Hzです。

117の時報が正確だったとしても、時報にあわせて片手でプッシュスイッチを押したりカメラのシャッターを切ったりすれば、何しろ老人のことでありますから、そこに0.何秒かのずれがあってもおかしくはありません。
そう考えると今回の3回の測定のデータは余りに値が良すぎますから、まあたまたま良かったぐらいに思うべきでありましょう。
明日になればもう少し信頼できる数値になると思います。
果報は寝て待て。
であります。

周波数カウンタ組立キット[第11回]
2015.9.29upload

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