2013.9.23
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第480回]


●紙テープが収まりません?

Y様から送っていただいた紙テープパンチャ/リーダーはその名のごとくテープパンチャとテープリーダーの2つの機能を持っています。

[第478回]に書きましたように、E−80のCP/M互換DOSは232C部分をまだ実装していませんから、それをまず実装してからでなければ、せっかくの紙テープパンチャ/リーダーも動かすことはできません。
でもせっかく送っていただきましたので、とりあえず操作の説明だけでも読んでおこうと思って、これもY様からメール添付で送っていただいた取扱説明書をざっと読んでみましたところ、ちょいと合点がいかないところが出てきてしまいました。

パンチするにせよリードするにせよ、紙テープを「ホルダ」に収めておいて、その先端を穿孔装置部分または読取装置部分に通します。
パンチの場合には、[第478回]の写真にありますように、装置の真ん中部分にちょうどレコードプレーヤーのターンテーブルのようなお皿があって、そこに未使用の紙テープを置きます。
これはまあすんなりと納得できました。
しかし読み取る場合は?

パンチ用と同じように、紙テープを保持する仕掛けがあるものと思って装置を調べてみたのですが見当たりませやん。
説明書を良く読みましたら、読み取り用の紙テープは「ポケット」に置きなさい、と書いてありました。

この窪んだところが「ポケット」のようです。

これはまたえらく簡単な…。
Y様の説明では紙テープの読み取りも穿孔もかなり高速なのだそうですが(高速なので注意しないと紙テープのエッジで指を切ってしまうことがあるとのことです)、そんな速さですと上からフタでもしておかないと、飛び出してしまうのではありませんかねえ。
ちょいと心配です。

おお。
ちょいと心配どころではありませんでした。

Y様から送っていただいたBASICの紙テープが大き過ぎて、ポケットには収まりません。

さて、どうしたものか。

これはやっぱりY様にお尋ねするのが一番のようです。
「BASICの紙テープが大き過ぎて、ポケットに収まりません。どうしたらよろしいでしょうか?」

Y様から返事が届きました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
実はこのAltairBASICの紙テープが異常のデカイ(長い)のです。
ミニコン用紙テープでもこんなに長い紙テープはありませんでした。
(当時のミニコンのメモリは4KWから8KWでした)
MITSのAltairBASICでよく使われた紙テープは4K BSAICですからBASIC本体の容量は4Kbyte以下です。
このAltairBASICの紙テープは、12K BASICですから4K BSAICの3倍の長さがあります。

通常はこのような長い紙テープは使いません。
通常は紙テープを置く「ポケット」に入る大きさで使います。
このAltairBASICの紙テープを読むときは、フリーで高速に繰り出す必要があります。
私の方では、ダンボール工作でセロハンテープ台のようなものを仮に作り対応しました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

なるほど。
そういうことだったのですね。
納得です。

翌日Y様からあらためて、この紙テープパンチャ/リーダーについてのとても詳しい説明のメールをいただきました。
今ではとても珍しい装置のことでもありますので、参考までにY様からいただいたご返事をそのまま転載させていただきます。

[2013.9.24注記]
実は昨日当記事をUPLOADしました後に、Y様からさらに詳しく加筆されたメールが届きました。
そこで最後にいただいたメールをあらためて次回([第481回])にご紹介させていただくことにしまして、当初以下にメールから転載させていただいておりました内容につきましては、次回に全て含まれますので削除させていただきました。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第480回]
2013.9.23upload
2013.9.24注記

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