2020.7.13
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[新連載]復活!TINY BASIC
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すべてはここからはじまりました。
中日電工も。
40年前を振り返りつつ新連載です。
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[第36回]


●TINY BASICのソースプログラムについて

中日電工版TINY BASICのソースプログラムは[第33回]でリンク付きでTXTファイルを公開いたしました。
[第33回]ではそのソースプログラムをオリジナルの8080アセンブラASM80にかけて出力したアセンブルリストもお見せしました。
TINYとは言いながら、TXTドキュメントとしてはそれなりのサイズで約13Kバイトもあります。
このファイルをどうやって作ったかということについて書いておきたいと思います。
もちろんオリジナル版のTINY BASICのプログラムリストをもとに作成いたしました。
そのオリジナル版のTINY BASICのプログラムリストは昔のコンピュータ雑誌に掲載された記事のコピーをダウンロードしました([第1回]にダウンロード先のリンクがあります)。
プログラムリストはその一部を当連載の中でも紹介をしていますのでおわかりかと思いますが、なにしろ昔の雑誌からのコピー(と思います)をPDFにしたものらしく印字が不鮮明なところなどがあってちょいと読みづらいところもあります。
中日電工版TINY BASICのソースプログラムはダウンロードしたその雑誌記事のPDFを拡大して全部プリントしたものを見ながら一字ずつキー入力して作成しました。
今時はPDFの自動読み取りソフトなどもあるようですので、そういうものを使ったのかとお思いの方もいらっしゃるかと思いますがそんなものは使っておりません。
まあ、もとが不鮮明ですし、かなり沢山のコメントがついていてそのままではかえってアセンブラにかけるときに障害になってしまいます。
ということで、全部手作業での入力です。
この作業は妻と娘が手分けしながらやってくれました。
妻と娘に感謝、です。
ずいぶん読みにくいところがあって、かなり打ちミスがありましたけれど、それは仕方がないことです。
いくつかに分けて作成したファイルを最後に1本にまとめてASM80にかけたのですが、最初はエラーでまくりでパンク状態でしたが、それも仕方がないことです。
ソースプログラムリストを先頭から一行ずつ読みながらおかしいところを修正してアセンブルして、という作業をくり返しながら作成したのが[第33回]で紹介したTINYBST7.TXTです。
結構手間がかかりました。

しかしよくよく考えてみれば「そんな手間などなんぼのもんじゃい」と言わねばなりませんでした。
ほんとうにすごいのはオリジナル版のプログラムリストです。
ほとんど全部の行に丁寧なコメントがついています。
さらにはサブルーチンなどの先頭にかなり長文のコメントもついています。
このリストを作成するにはさぞや大変な労力と時間を費やしたことと思います。
その努力に対して心から敬意を表します。
このころの人たちのエネルギーたるやハンパではない、とあらためて感じます。
今はパソコンもプリンタもハードディスクも高機能なものがごく普通に使えるので、プログラムの作成もハードウェアの製作も昔に比べれば信じられないほど楽にできるようになりました。
便利になった分だけ努力しなくなってきているのではないか?
なまけものになったのではないか?
折にふれ自戒する今日このごろです。

とにかく。
がんばりましょう!

復活!TINY BASIC[第36回]
2020.7.13upload

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