ＰＩＣＢＡＳＩＣコンパイラ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

［第７８回］



●コロナに感染してしまいました（２）

私は子供の頃から扁桃腺肥大で、毎年冬になると一度か二度それがひどく腫れてつらい思いをしました。
なにしろつばを飲み込むだけでも頭のてっぺんまでずきんとくるのですからたまりません。
小学校の通知表の一部です。

成績のほかに校医の所見を記載するところなどがあります。
しっかし。
いくらなんでも疾病異常はひどいんじゃありませんか。

数年前にやたら耳が痛くてこれは中耳炎かということで近所の耳鼻科を受診しました。
おじいさんの先生でしたがなかなか見立てはしっかりしていましたよ。
「中耳炎じゃないね。扁桃腺だわ」
それで先生は私の顔をじっと見て
「注射はいやでしょう」
おや。
この先生、人相も見るのか。
「飲み薬を出してあげるわ」
いい先生でしたけど先年廃業なさってしまわれました。

さてそれで。
喉が痛くなるのはコロナだって風邪だって同じこと。
私が「喉が痛い」と言っていましたら妻が「病院でもらったトローチがあるから舐めてみる？」と申します。
ひとつもらって舐めてみましたらなんと。
痛みがすっと引いてしまいました。
いえ。
舐めている間だけじゃありません。
それっきり喉の痛みがなくなってしまいました。
これにはさすがの原始人もびっくりです。
うむむむむ。
トローチにこんな効用があるなんて思ってもみませんでした。
うむむむ。
コロナなんぞなんぼのもんじゃい。
ハッピーハッピーと喜んでいたのでありますが。
世の中そうは甘くはありませんでした。

夜中の１時過ぎに息子が枕元に立って申します。
「おとうさん。気持が悪い。熱がある。９度１分。吐きそうなのに吐けない。おなかがはって苦しい。おしっこも出ない。なんとかしてほしい」
「なんとかしてって言ったって夜中の１時過ぎじゃどうしようもないだろう。とにかく朝になるのを待って病院へ」
「とてもそんなに待てないよ。そんなにしてたら息が出来なくなって死んでしまうかも」
「お前はガキか」
「お願いだから、救急車を呼んでほしい」

ＰＩＣＢＡＳＩＣコンパイラ［第７８回］
２０２３．９．１７ｕｐｌｏａｄ

前へ
次へ
ホームページトップへ戻る