2023.9.10
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第76回]



●PIC18F4550書き込みテスト

また何日か間が空いてしまいました。
ここ数日というもの悪霊の仕業としか思えない奇奇怪怪な現象に悩まされていてとてもホームページの更新ができる状況ではありませんでした。
結局は悪霊の仕業でもなんでもなく複数のバグが実にいやなところで絡み合っていたためにそうなったのでした。
もうかれこれ半世紀もの間ソフトウェア開発に携わってきているのですがいつになっても思わぬところに潜むバグには悩まされます。
やっとなんとかバグ退治ができたので(そう思いますので)やっとホームページの再開です。

このところ本来のテーマから少しばかりスピンオフしましてPIC WRITERについて書いております。
大まかなところについてはお伝えしましたし、現在作成中のシステムのデバッグのために複数の種類のPICの書き込みにPIC WRITER試作2号機を使い全く問題なく使えることを体験しています。
ここ数日はPIC18F2550とPIC18F4550に繰り返し書き込みをしてきました。
PIC18F2550は28pinのPICです。
前回までの[第73回][第75回]で書いてきましたPIC18F2450のちょいと上位のバージョンと思われるPICです。
PIC18F2550はPIC18F2450と外見や端子数も同じですし機能的にも同じグループに属すると考えられますから、PIC18F2550の書き込みテストについては割愛してもよろしいかと思います。
同様にPIC18F4550の書き込み、動作テストについても実際に問題ないことを実証済みですから「そういうことで割愛します」と書いてしまってもよろしいのですが。
実はPIC WRITER試作2号機にPIC18F2450をセットしてその写真を撮ったときに([第74回])、ついでだからというのでPIC18F4550をセットしている写真も撮りました。
実際にここ何日かのデバッグではPIC18F4550の書き込み作業もしていますので、それらの画面を利用してPIC18F4550についても書いておくことにします。
と言ってもほとんど今までと変わらない内容になってしまいます。
ですけれど何回も書いておりますように当ホームページは私自身の製作ノート、備忘録を兼ねておりますのでしばしお付き合いをお願いします。

PIC18F4550は40pinのPICです。
端子数の違い(I/Oポートの数)を別にすれば機能的にはPIC18F2550とほとんど同じと言ってよいPICです。
もちろんUSBIFも内蔵しています。

下はPIC18F2550/4550のDATA SHEETです。

[出典]Microchip Technology Inc. PIC18F2455/2550/4455/4550 Data Sheet

こちらは端子のレイアウトです。


PIC18F4550は40pinのPICですからPIC WRITER試作2号機の40pinのテストソケットにセッットします。
下はPIC18F4550を40pinのテストソケットにセットしている写真です。

テストソケッットと同じ40pinですから向きさえ間違えなければ大丈夫です。
1pinが左側に来るようにセットします。

下はPIC WRITER試作2号機を使ってPIC18F4550にプログラムを書き込み中の画面です。
PIC WRTERプログラムは今までと同じ13K50C1.BINです。
下の画面では13K50C1.BINはすでにロード済みです。
PIC18F4550に書き込むプログラム(マシン語コード)はPIC BASICコンパイラのPIC18F4550用システムプログラムのHEXファイルBS4550i.HEXです。
このあたりの画面は今までとほとんど変わりません。

書き込みプログラムはまだデバッグ中なのでVERIFYのときに読み出したデータを画面に表示させています。
今までと同様PIC18F4550に書き込んだBASICプログラム(マシン語コードプログラム)はテストデータなどではなくて「ホンモノ」のプログラムですからプログラムサイズはそれなりに大きいです。
それをVERIFYのときに読み出して全部表示していますからとても1画面では終りません。
上の画面ではスクロールした画面を戻して最初の部分を表示させています。

下は上の画面からずっと進んで書き込みプログラムが完了したときの画面です。

今回はCONFIGを含めてVERIFYでは不一致の箇所はありませんでした。
これで書き込みは終了です。

以下も今までと同じですがPICBASICプログラム(マシン語コードプログラム)を書き込んだPIC18F4550が実際にBASICシステムとして正しく動作するかどうかを確認しました。
PIC BASICコンパイラシステムを起動しました。

よく見ていただきますと起動したPICBASICコンパイラプログラムのプログラム名のバージョンが上がってpicbs5i2になっています。
このところの苦労の成果です。
テストのためにロードしたBASICプログラムは今までと同じBSPRINTT1.TXTです。

BASICプログラムをコンパイルして作成したPICマシン語コードをPIC18F4550に送ったあと/RUNコマンドでそのプログラムを実行しました。

プログラムが正しく実行された結果ABCD…XYZの文字が画面に表示されました。

PICBASICコンパイラ[第76回]
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