2023.9.4
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第74回]



●PIC18F2450書き込みテスト(2)

PIC18F2450は28pinのPICです。
PIC WRITER試作2号機には40pinのテストソケットと28pinのテストソケットがあります。
普通なら当然28pinのテストソケットを使うところですがPIC18F2450の場合には40pinのテストソケットにセットします。
下はPIC18F2450を40pinのテストソケットにセットしている写真です。

この写真のように1pin側に寄せてセットします。
このようにセットする理由はPIC18F2450(PIC18F2550も同じ)の書き込みに関係する端子の配列が(1pinを基準にすると)40pinのPIC(PIC18F4550など)の端子の配列と同じ配置になるからです。
下はPIC WRITER試作2号機の回路図です。
PIC WRITERの回路図は[第62回]でお見せしましたがそのときにはかなり省略した簡単なものしかありませんでした。
今回はあらためて詳細がわかる回路図を作成しました。

それでもまだわかりにくいかもしれません。
図の右上の方にあるのが28pinのテストソケットです。
PIC18F13K50等はこちらのソケットを使いました。
このときもやはり1pin側に寄せてセットしました。
28pinテストソケットの配線は書き込みに関係する端子が20pinのPICを1pin側に寄せてセットしたときに合うように配線してあります。
上の回路図で( )で示したpin番号は28pinの場合のpin番号です。
その下側が40pinのテストソケットです。
ここに28pinのPICを1pin側に寄せてセットすると40pinのPICと書き込み用の端子が同じ位置になります。
回路図の中で( )で示したpin番号は40pinの場合のpin番号です。

PIC18F2450の書き込みについてはもうひとつ書いておかなければならないことがあります。
それは書き込み時にMCLR端子(1番pin)に加えるVpp電圧についてです。
PIC13K50などの場合Vpp(20pinでは4番pin)は+9Vです。
PIC18F1450などちょっと昔のPICはVppが12.5Vになっています。
実はここのところに思い込みがあってデータシートをよく確認していませんでした。
とにかく確かそうだったはずというちょっといい加減な記憶に基いて9Vと12.5Vを切り換えるスイッチを取り付けました。
SW ONで9V、SW OFFで12.5Vになるはずのところ、試作機を作った時点ではその値に合う抵抗の手持ちがなかったので計算では11.75Vになっています。
あらためて計算したところちょうど12.5Vになる抵抗の組み合わせがありました。
回路図の中に計算式を書いておきました。
R2を30KΩと12KΩの直列にするとちょうど12.5Vの出力になります。
ここは実際の基板もR2をそのように変更して実装するつもりです。

SW1の写真です。

写真の中ほど左端に近いところに見えるボディが白でスライド部分が赤のスイッチがSW1です。
SW=ONの状態です。

こちらはSW=OFFの状態です。


それで。
前回書き込みを行なったPIC18F2450なのですが。
実はSW1=ON、つまりVpp=9Vで書き込みを行ないました。
私の意識としては当然のことながらPIC18F2450の書き込みではSW1=OFFにしてVpp=12.5V(実際は11.75Vしかありませんが)で行なわなければならないと思っていました。
ところがうっかりSW1の設定を忘れてしまいPIC18F13K50などを書き込んだときと同じ状態のままで書き込みを行なってしまいました。
電圧を高くしなければならないところを低いままで行なってしまったわけです(条件が逆の場合でしたらPICを壊してしまったかも)。
ところがところが。
あれ?
エラーにならずにうまく書き込めてしまった???(前回の結果がそういうことでした)

説明の途中ですが本日は時間がなくなってしまいました。
この続きは次回にいたします。

PICBASICコンパイラ[第74回]
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