PICBASICコンパイラ
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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第191回]
●PIC16F1827(4)端子配列の問題
毎度書いておりますようにPICというのはなかなかにクセツヨなICです。
互換性なんてどこ吹く風といった印象さえ受けます。
前回書きました電源の起動順序についてもそうなのですが、書き込みプログラム自体もPICによって様々です。
なかなかに面倒ではありますが概ねソフト的に対策可能な問題です。
しかしソフトでは対策できない困った問題もあります。
それが今回説明の端子配列の問題です。
勿論PICによってI/O機能が様々であることやICの端子数(ピン数)によっても異なってくることについては仕方がない面もありますでしょう。
しかしですね。
MICROCHIP様はなんと電源端子とかプログラムの書き込みのための端子までもPICによって平気で変えてしまわれるのであります。
そういうことはほんと止めてほしいものであります。
例えば最初にターゲットにしたPIC18F13K50/14K50の端子配列を下に示します。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC18F1XK50 DataSheet
端子のうちプログラムの書込みに必要なものを赤のアンダーラインで示します。
PIC18F1XK50は20pinですが、14pinや8pinのPICも1番ピンを合わせることで同じ配置になるものがあります(全てではないかもしれません)。
それなら18pinのPICはどうかといいますとこれがもう見事に違ってしまいます。
こちらがPIC16F628の端子配列です。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F62X DataSheet
なんと電源の位置まで異なっています。
唯一同じなのはVppのみ。
なんとかなりませんかねえ。
この配列はPIC16F84などでも同じです。
こちらはPIC16F1827です。
[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F1827 DataSheet
これもPIC16F628と同じです。
どうやら18pinのPICはほかの端子数のPICとは大きく異なっているようです。
このほかに28pinや40pinのPICもあるのですからもうたまりません。
しかし。
ぼやいていたって仕方がありませんからそこは追加配線をするなどで対応するしかありません。
ということで追加配線をいたしました。
これでハードウェアについては対策完了です。
いよいよWRITERプログラムにとりかかります。
PICBASICコンパイラ[第191回]
2025.1.3 upload
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