パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
当記事は2010年9月から「TTLでCPUをつくろう!」というタイトルの もとにほとんど毎日連載をしてきたものを再編集したものです。 |
2011.6.20 前へ 次へ 目次へ戻る ホームページトップへ戻る |
☆いつものごとく泥沼の展開に。(3)LANネットワーク 組立説明書とWindows7のセットアップ説明書も出来あがり、友人(初心者)2名による実際の組立作業も成功裏に終わったのでいよいよ販売を開始するつもりだったのですけれど…。 次々に想定外の事態が発生し、販売開始は当面延期せざるを得なくなってしまいました。 あせる心を押さえてひとつずつ問題を解決していくのでありますが…。 |
[第73回]
●Windows98の設定
前回はルーターを使わないLANネットワークのための設定を、WindowsXPを使って説明いたしました。
今回は同じことをWindows98(及びSE)でやってみます。
いまどきWindows98を使っている方はそれほど多くはないと思いますので、簡単に説明をいたします。
やっていることは前回説明しましたWindowsXPでの作業と同じです。
[コントロールパネル]→[ネットワーク]を開きます。
「TCP/IP−>xxxEthernet Adapter」を選択して[プロパティ]をクリックします。
「IPアドレス」タブを選択します。
「IPアドレスを指定」を選択して、IPアドレスとサブネットマスクを入力します。
サブネットマスクはつねに、255.255.255.0を入力します。
「DNS設定」タブを選択します。
ここはさわらなくてもよいのですが、今回ははっきりさせるために「DNSを使わない」を選択します。
[OK]をクリックします。
「ネットワークの設定」に戻って「識別情報」タブを選択します。
コンピューター名とワークグループ名を入力して[OK]をクリックします。
このあと再起動するとネットワークの設定が完了します。
同じようにしてもう一台のWindows98パソコン(コンピューター名SUNEO)もネットワークの設定を行ないます。
●再びPingを使う
前回と同じようにして、WindowsXPのコマンドプロンプトでpingを実行してみました。
ping nobitaに続いてping sizukaを実行しました。
nobitaはWindowsXPのなかに情報がありますから、nobita=123.45.67.100という置き換えができたのはわかるような気がしますが、sizukaの場合にはその情報はWindowsXPのなかにはありません。
そしてDNSサーバーもないわけですから、IPアドレスとの関連付けはできないのではないか、と思えるのですが、ちゃんと上の実行結果のように、sizuka[123.45.67.101]と表示しています。
DNSサーバーがなくても勝手に調べてくれているようです。
続いてping suneoです。
suneoについてもIPアドレスを正しく把握して、[123.45.67.102]と表示しています。
しかしWindows7(takesi)はまだ接続していませんから、ping takesiの実行結果は、could not findと表示されています。
WindowsXPでワークグループのコンピューターを表示させてみました。
DNSサーバーを使わなくても、前回と今回説明しましたように非常に簡単な設定で、ちゃんとネットワークが使えるようになりました。
さて、いよいよここにWindows7を参加させます。
Windows98とWindowsXPは、別にどうということもなく、すんなりとネットワークに参加することができたのですが、Windows7をルーターを使わないネットワークに参加させようとしましたら、なかなかにすんなりとはいってくれませんでした。
その顛末につきましては次回にお話いたします。
CPUをつくろう!第728回(2011.2.15upload)を再編集
パソコンをつくろう![第73回]
2011.6.20upload
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