パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
[第406回]
●KL5C80A12の怪(5)
前回で一応は渋々ながら一件落着したのですが何か心の奥ではくすぶっているものがあるようで。
念のためにウラを取っておくことにしました。
前回までのところでINTはRAMがセレクトされていてM1が発行されているときというのが条件ですということを書いてきました。
そのはずなのですけれど念のためにそこのウラを取っておこうというわけです。
で。
ロジアナで今までデータラインにしていたところから2本外してROM_/RAMセレクト信号とM1信号を観測することにしました。

PROBE02がROM_/RAM信号です。
[第402回]の回路図で74HC74のpin1に入っている信号です。
この信号がLのとき(つまりROMがセレクトされているとき)74HC74の出力はクリアされるのでQ_出力(INT)はHになります。
PROBE03は直接M1につなぐとよいのですがちょっと信号が取りにくいところにあるのでこれも74HC74のpin3につないでいます。
ここにはM1とCLKのANDが入っています。
M1_とCLKがともにLのときにここがLになります。
pin3は74HC74のCLK入力でCLKが↑のとき出力がラッチされます。
ND80Z3.5ではM1_をインバートして入れていますがND80KLの場合はAM188と回路を兼用するためにこの回路にしています。
PROBE03に幅のせまいパルスが入っているときがM1_がLのときです。
こうしてみるとINTは確かにM1_がLになったときに出力されています。
ところで。
それで確認したかったことは確認できたのですがおかしなことに気がついてしまいました。
なんとED 4D(RETI)が2度RDされています。
これはおかしい。
しかも最初のRETIはM1_が出力されていますが続くED 4DはM1_がありません。
どうも命令コードではなくてデータとして読んでいるようです。
なんじゃこれは?
もう少しはっきり確認するために[第404回]のロジアナ出力図にED 4Dを書き加えてみました。

やっぱり2度読みをしていますねえ。
ここが異常動作に関係しているのかと思ったのでプログラム修正後の(正常動作する)ROMでも確かめてみました。
今回はそこのところが分かればよいのでアドレスラインはつないでいません。

やっぱり同じでした。
うむむむむ。
今頃になってですけれどKL5C80A12はちょいと怪しいCPUなのかなあと思ってしまいます。
パソコンをつくろう![第406回]
2026.2.26upload
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