2026.2.21
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パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!

[第403回]



●KL5C80A12の怪(2)

カメレオンロジアナで観測してみた結果です。

先にこちらを見ないと何がなんやらわかりませんでしょう。
下がステップ動作のエントリ部分の最後のところです。
ここには見えていませんがスタックにユーザープログラムアドレスをプッシュしてからEI、RETIでリターンします。

EI、RETIの実行によってスタックにブッシュしたプログラムアドレスの命令が1命令実行されたあとで割り込みが受け付け可能になります。
そして下が割込み処理ルーチン(ブレイクルーチン)のエントリ部分です。


下は正常に動作するモード(TK80モニタモード)での最初のステップのまさにその瞬間をキャッチした波形です。



割込み設定の最後の部分029A 4Dが見えています。
そのあとスタックがポップされ83C5 00、83C6 80がプログラムカウンタに戻されてユーザープログラムが実行されます。
ハード回路ではROMからRAMにアクセスが切り換わって3Eが実行されると同時にM1_が発行されてINT_がアクティブになります。
割込みは3E 00が実行されたあとで受け付けられます。
アドレスが1ステップ進んで80 02がスタックにプッシュされたあと割込み処理プログラム(アドレス0151)が実行されます。
KL5C80ボードのシステムプログラムではモード2の割込みを使っていて外部INT入力には割込みテーブルのFF82、FF83を割り当てています。
ということで念のためにカメレオンロジアナで動作確認をしたTK80モニタモードでのステップ動作は正常に機能していることが波形から確かめられました。

紺屋の白袴という言葉がありますが。
せっかく便利なツールを持っているのですからもっと使い易いものにすればよいのですけれど。
自分自身のために使う時間が決定的に不足しています。
システムプログラムの動きを可視化しようとするとこんなことになってしまいます。
なんたってアドレスラインが16本、データラインが8本、最低でもそれだけの信号が必要です。
カメレオンロジアナの表示画面は一度に13ラインですからそれをキャプチャしてこうやってつぎはぎをすることになります。
なんともローテクの極みです。
その24本に加えて肝心のINT信号がトリガーとして必須です。
それからせめてデータのタイミングを確認するためのRDは欲しいところです。
それで。
ただ波形を見ているだけじゃ何もわかりません。
波形を見ながらそれを解読してはじめてここで何がおきているのかを把握することができます。
ということで。
RDがアクティブなときの波形を解読したのが上の画像です。
まっこと。
ローテクじゃのう。

えっと。
参考までにKL5C80A12の割込みに関する資料のコピペです。


[出典]川崎製鉄鰍jL5C80A12ハードウェアマニュアル


[出典]川崎製鉄鰍jL5C80A12ハードウェアマニュアル


[出典]川崎製鉄鰍jL5C80A12ハードウェアマニュアル


[出典]川崎製鉄鰍jL5C80A12ハードウェアマニュアル


[出典]川崎製鉄鰍jL5C80A12ハードウェアマニュアル


[出典]川崎製鉄鰍jL5C80A12ハードウェアマニュアル

川崎製鉄のKL5C80A12関連サイトははるか昔に削除されてしまっていて上記資料を見る事もダウンロードすることもできません。
今となっては超貴重な資料です。

今回は問題なく動作したTK80モニタプログラムのステップ動作についてのカメレオンロジアナの観測結果でした。
次回は問題のND80Zモニタプログラムのステップ動作についてのカメレオンロジアナの観測結果について書きます。

パソコンをつくろう![第403回]
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