2020.2.15
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パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!

[第282回]



●VMware

前回からの続きです。

フリーのVMwareは前回も書きましたように商用不可です。
ま。
でもVirtualBoxが途中でこけてしまったからにはVMwareも試してみるだけの意味はあると思います。
もし使えるようならばライセンスの購入を考えてもよいと思います。

ところが。
VMwareの最新版は64ビット版のみで32ビット版はないのだとか。
32ビット版は旧バージョンの6.0.7が最終版のようです。
ということはもしライセンスを購入するとしたらWindowsも64ビット版でなければならんということか。
なんだかちょっといささか窮屈ではありませんか。
ま。
しかし。
とりあえずの試用でありますから。
VMwareのバージョン6.0.7をダウンロードしてインストールしました。
VMwareのほうは特にトラブルもなくWindows98SEのインストールが完了しました。

インストールはできたのですけれど。
実に遅い。
普通30分もあればインストールできるはずのWindows98SEがなんと1時間半以上もかかってしまいました。

うーん。
こんなに遅くては使えんのでは?

ま、しかし。
なにはともあれWindows98SEを起動しました。


ところがですね。
ここで問題に気が付きました。

ドライバのインストールができません。
よくよく考えてみればそれは当然のことでありました。
バーチャルマシンのWindows98SEが要求するドライバはWindows98SE用のもの。
でも実体としてのWindows10マシンのハードウェアはあくまでWindows10対応のもの。
それにはWindows98SE対応のドライバなどあるはずがありません。
ということは。

こういうことです。

ディスプレイアダプタは標準PCIグラフィックアダプタということになってしまいます。

つまり。
画面は標準ディスプレイアダプタの16色、640X480ピクセルの表示しかできません。

これじゃあ使い物になりません。

VMwareのサイトをあらためて調べてみましたら。
ドライバについては「Toolsのインストール」をせよとのことでした。
Windows98用の仮想VGAドライバが用意されているのだそうです。
それはそうでありましょう。
そうでなければとても使い物になりません。
ところが。

「Toolsのインストール」ができません。

「Toolsのインストール」ボタンをクリックするとエラーメッセージが表示されてしまいます。

解決策があるのかもしれませんが、もうやる気をなくしてしまいました。
仮に解決できたとしても、フリーのVMwareは商用不可ですから、私が業務として使うためにはライセンスを購入しなければなりません。
しかし今では旧バージョンとなってしまった32ビット版は今でも購入できるのか?
それとも64ビット版でなければならないのか?
その64ビット版でもWindows98SE用のドライバはサポートされているのか?
そもそもとりあえずWindows98SEをインストールして試してみた結果では、バーチャルマシンの速度がメチャメチャ遅い。
ま、それはホストマシンとしてのWindows10マシンのスペックに依存しているところが大なのかもしれませんが、とにかく遅い。
画面表示がぬるうっとしか変わりません。
それやこれやを考えてみますと、こんなものは使えんぞお、という結論になってしまいます。

さて。
そういうことになると。

壊れてしまったWindows98SEマシンの代わりはどうするのだ?

パソコンをつくろう![第282回]
2020.2.15upload

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