パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
当記事は2010年9月から「TTLでCPUをつくろう!」というタイトルの もとにほとんど毎日連載をしてきたものを再編集したものです。 |
2011.6.25 前へ 次へ 目次へ戻る ホームページトップへ戻る |
☆Windows7DVDのバックアップ Windows7をセットアップするためには、Windows7セットアップDVDが必要です。Windows7インストールDVDともいいます。 このDVDはWindows7パソコン1台に1枚附属しています(メーカー製のパソコンには附属していないものもあるようです)。 このDVDには代わりはありませんから、紛失したり破損したりしないように大切に保管しておく必要があります。 ここでは万一の場合の予備として、このDVDの複製を作ることについて考えてみます。 |
[第156回]
●Windows7DVDのバックアップコピー
あまりにも長かった説明書作成作業から解放されて、ほっと一息ついています。
これからご予約いただてております皆様に出荷の準備をしなければなりません。
もうしばらく忙しい日が続きそうです。
前回も書きましたが、当初は組立説明書とWindows7のインストール説明書さえ作成すればいい、というつもりだったところが、どんどん書かなければならないことが増えてしまって、とうとう300ページを超える超大作になってしまいました。
もうそれだけ書けば十分だろう、というようなものなのですが、まだまだ十分とは思っておりません。
まだまだ書き足りないと思うことは沢山あります。
でも、そういうことを言い出しますといつになっても販売を開始することができませんから、とりあえずはこの辺で一区切りです。
今回書こうとしておりますことも、できれば書いておきたいと思っていたことです。
しかし説明書にはまとめることができませんでしたので、当連載の記事として書くことにいたします(これをまた説明書にまとめようとしますと、Windows7パソコン組立キットの出荷ができなくなってしまいます)。
ここのところずっとWindows7システムのハードディスクのバックアップについて書いてきました。
で。
今回の見出しの「Windows7DVDのバックアップ」って、一体なんなの?
ということなのでありますが。
これのことなのです。
ええ。Windows7のインストールDVDです。
皆様はどうしていらっしゃいますでしょうか?
昔の話なのですけれど。
Windows95やWindows98のインストールディスク(この当時はDVDではなくてCDROMでしたが)を使って、当時もそれこそ嫌になるほど何回もインストールを繰り返したものでありますが。
そうしておりますうちに、だんだんとCDROMにキズがついてくるのでありますね。
やばい…と気がつきましたときは、時すでに遅しでありました。
ときどきインストールでこけてくれるようになったのでありました。
CDROMを研磨して復活させてくれる、などという製品も購入したりしまして、それで磨いてだましだましインストールしたりしておりました。
システムのバックアップをとることはよろしいのですけれど、それでも場合によっては再インストールしなければならないときも出てくるかもしれません。
そんなときに肝心のWindows7インストールDVDにキズがついていて、インストールできませんでした、ということになってしまったら、泣くにも泣けません。
ということを考えますと、Windows7インストールDVDのコピーをとっておきたくなるじゃありませんか?
Windows7にはDVDを作成する(書き込みをする)機能が備わっています。
でもそれだけじゃあWindows7DVDの複製を作ることはできません。
ファイルのコピーを作成することはできますけれど、DVDから起動できるブータブルなDVDを作成できなければ、Windows7をインストールするのには使えません。
ブータブルなDVDを作成するためには、専用のソフトウェアが必要になります。
どのようにするかと言いますと、作業は2段階に分かれます。
まずは、元のWindows7インストールDVDを読み込んで、そのディスクのイメージをそのままハードデイスクにファイルとして保存します。
この作業のことをリッピングというそうです。
このイメージは通常はISOイメージファイルとして保存します。
それができたら、今度はその保存したISOイメージをそのままDVD−Rに書き込みます。
ライティングです。
リッピングとライティングを別々にこなすソフトもありますが、できれば同じソフトでやってくれればたすかります。
●フリーのDVD書き込みソフトImgBurn
例によりましていろいろさがしましたら優れもののフリーソフトをみつけました。
実はここでご紹介するImgBurnに行きつく前は、私はDVD Decrypterというフリーソフトを使っておりましたので、それをご紹介するつもりでおりました。
それで。
実際にDVD Decrypterを使って、Windows7DVDからISOイメージファイルを作成して、それからDVD−Rに書き込みをするところまでの画像もコピーいたしまして、今回の記事の作成にかかったのでありましたが。
あらためて、記事に書くために、インストールできるサイトを確認したりしておりますと、どうも様子がおかしいのでありますね。
そもそもは、このDVD Decrypterなのでありますが、なかなかに優れもののソフトだと思うのでありますが、どういうわけか数年前に開発がストップしてしまっているようなのであります。
さらにサポートも完了し、おまけに公式サイトも閉鎖されてしまっております。
ただ、開発者とは無関係と思われる第三者によるダウンロードサイトがあちこちにあるようで、なんだかなあ、ちょいと気になります。
んで、またしても、時間もないのに余計なことに首をつっこんで、さらに調べをすすめていきましたところ。
あれまあ、ということがわかってしまいました。
日本語のウィキペディアでは当り障りのないことがさらりと書いてあるだけなのですが、あちらのWikipediaに行きますと、公式サイトが閉鎖に至ったいきさつなどが生々しく書かれておりまして。
むむむ。
これは、ちょいと、ご紹介申し上げないほうがよろしいかと。
ここではそれ以上のことは書きませぬ。
興味がおありでしたら、上記Wikipediaをご訪問いただいて、ご確認くださいませ。
そうしましたところ、そのDVD Decrypterの作者(Lightning UK!)が、後継にあたるソフトを作成して配布していることがわかりました。
それがImgBurnです。
これなら。
ご紹介できそうです。
というところで今回は時間がなくなってしまいました。
この続きは次回にすることにいたします。
CPUをつくろう!第816回(2011.6.7upload)を再編集
パソコンをつくろう![第156回]
2011.6.25upload
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