2018.12.27
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KL5C80A12マイコンボードの製作

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KL5C80A12はZ80互換の高速高性能8ビットマイクロコントローラです。
残念なことに数年前に生産中止になってしまいました。
しかし当社ではKL5C80A12を使った組込みマイコンボードはまだ健在です。
そのKL5C80A12を使ったND80Z3.5上位互換マイコンボードの製作記事です。
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[第58回]



●新しいボードです

一週間ぶりの更新になってしまいました。
この一週間はいつもに増して超多忙な一週間でした。
まだこれからND80KL86ボードについて、ハードの説明とかソフトウェアについてなど色々書いていかなくてはなりません。
それだけでも相当の時間が必要ということはわかっているのですけれど。
思い立つと我慢ができなくて、ついあれこれ手を広げてしまいます。
少し前に製作を思いついて発注しておりました基板が何枚か出来てきました。
今回はそのうちの1枚を披露いたします。
やっと年内分の出荷が終りましたので、さっそく今日組んだばかりのボードです。



写真の右側にND80KL/86と読めますように、ND80KL/86ボードがベースです。
今までずっとTK80互換ボードをもとにしていろいろなボードキットを出してきました。
最初に手にする組立キットとしてはやっぱり5X5キーボードと7セグメントLEDがあったほうが断然扱い易いと思います。
入門用としてはそれに勝るものはないと思っています。
しかし確かにTK80モニタ、ND80Zモニタは便利ではありますが、慣れてきましたら、その機能から離れてWindowsパソコンにUSB接続してリモートでマシン語やBASICを使うとか、あるいは独立化セットを接続してBASICなどを使うとか、という用途が中心になってくると思います。
実際私自身はTK80モニタやND80Zモニタを利用することはほとんどなくて、もっぱらWindowsパソコンにUSB接続して、仕事に活用しています。
今まではそれでもごく普通にND80Z3.5をUSB接続して使っていたのですけれど、ふと、USB接続や独立化セットに接続して使うという機能だけに限定して、5X5キーボードや7セグメントLEDを外してしまったボードも有ってもよいのでは、と思いつきました。
それでさっそく作ってしまったのがこのボードです。
キーボードと7セグメントLEDがない分ローコストにできます。
今までのボードでは最初に[I/O][8]の操作が必要でしたが、このボードはいきなりリモートプログラムにエントリします。
それだけ接続の際の手間が省けます。

さっそくUSB接続して試運転をしてみました。

リモートプログラムは正常に働きました。
とりあえずは成功です。
ただまだBASICにはエントリできません。
明日からそのあたりを詳しく調べてみなければなりません。
やっぱり暮れも正月もなくなりそうです。

KL5C80A12マイコンボードの製作[第58回]
2018.12.27upload

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