2018.12.7
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KL5C80A12マイコンボードの製作

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KL5C80A12はZ80互換の高速高性能8ビットマイクロコントローラです。
残念なことに数年前に生産中止になってしまいました。
しかし当社ではKL5C80A12を使った組込みマイコンボードはまだ健在です。
そのKL5C80A12を使ったND80Z3.5上位互換マイコンボードの製作記事です。
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[第51回]



●MYCPU80システムROM/ND8080システムROMメモリマップ

このところシステムROMのメモリマップについて書いています。
ほんとうはそれぞれのマイコンボードのところで書くべきなのでしょうけれど、それもいささか面倒なことなので、ここにまとめて書いてしまうことにしました。
ここ3年ほどの間に結構沢山のシステムROMを作成してきたのですが、なにしろずっと毎日時間に追われてきたものですから、ノートにはメモ書きていどに書いてはきたものの、いざとなると各ROMの中身がどうなっているのかよくわからなくて悩んでしまうこともしばしばです。
やっとこうしてシステムROMを整理する気になりましたので、この機会に現行の全システムROMについて整理をしてしまいたいと思います。
いつも書いておりますように、私自身の備忘録も兼ねておりますのでしばらくお付き合いをお願いいたします。

ということで今回はMYCPU80とND8080のシステムROMです。
MYCPU80(現在のMYCPU80Bではなくて、それ以前のモデルです)にもシステムROMが標準でついていますが、それはTK−80互換プログラムROMだけで、BASICなどのシステムプログラムはついていません。
発売以来ずっとそのままできたのですが、ND80ZV用のZB3DOS(CP/M互換DOS)を開発した機会にMYCPU80用のZB3DOS(CP/M互換DOS)も開発しました。
ZB3DOSの名前の通り、BASICシステムがコアになっていますから、CP/M互換であると同時に8080用のBASICシステムでもあります。

ところでND8080のCPUは8080です。
MYCPU80も8080互換です。
そういうことならば、共通のシステムROMにできそうなものなのですが。
残念なことに共通にはできない壁がありました。
マイコン独立化セットを製作する以前は、もっぱらBASICもCP/MもWindowsパソコンにUSBで接続してWindowsのキーボードから入力して、MSDOSプロンプト画面に表示するシステムでした。
ND8080はND80ZV(3.5も同じ)と同様にPIC18F14K50を使ってUSBに接続しています。
ところがMYCPU80はPIC18F14K50でのシステムを開発するずっと以前に開発したシステムでしたから、当時はUSBを利用する簡単な方法としてはFT232を使うしかありませんでした。
というわけでMYCPU80のBASICシステムROMとND8080のBASICシステムROMは、USBインターフェースの違いからそれぞれ別のシステムROMになっています。

1)こちらはMYCPU80のBASICシステムROMです。

ROM(27C256)のラベル名はMZB3DOSです。

2)こちらがND8080のシステムROMです。


KL5C80A12マイコンボードの製作[第51回]
2018.12.7upload

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