標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
やっと(!)MYCPU80の改良型基板製作に着手しました!!
[第841回]
●MYCPU80が新独立化セットで動きました!
今回からは新MYCPU80の組立作業について書くつもりだったのですが、予定変更です。
つい先日のことなのですが以前にMYCPU80をご購入いただいたお客様からメールをいただきました。
「MYCPU80用の新独立化セットを注文したいのですが」というメールでした。
それで思い出しました。
どういうわけか新独立化セットをMYCPU80に接続すると全然動作しませんでした([総合第131回])。
いずれ落ち着いたら、なぜ動作しないのか、どうしたら動作するようにできるのか調べようと思っていたのですが、つい忘れてしまっていました。
これはいけません。
そこで落ち着いて、動作しない原因を追求してみました。
その結果、やっと原因を突き止めました。
原因はMYCPU80用の配線忘れでした。
マイコン独立化セットは、システムROMもRAMもマイコンボード側にあります。
CRT/VGAIFボード上のVRAMは書き込みのみで読み出しはしません。
ですからMEMRDは不要でした。
RESETも必要ありません。
しかし新マイコン独立化セットにはROM/RAM/RTC回路があります。
システムROMをそこに搭載しますからREADしなければなりません。
また起動時にはROMのバンクを00にするため、RESETも必要です。
それは設計当初からわかっていたことで、ですからND80Z3.5(ND80ZV)、ND8080用の26pinコネクタ、10pinコネクタからROM/RAM/RTC回路にMEMRD、RESETの配線はちゃんとしてあります。
MYCPU80用のコネクタからもそのようにしたつもりでした。
ところが今回あらためて基板の配線を確認してみましたら、MEMRDもRESETも配線されていませんでした。
これじゃあ動くはずがありません。
実に初歩的なミスで誠にお恥ずかしい次第です。
新独立化セットをご購入いただいた方で、MYCPU80をお持ちの方はお手数ですが下の写真のように追加配線をしてください。
こちらはVGA/CRT/COLOR/ROM/RAM/RTC/SD/KEYIFボードです。
追加配線をするのはCN1のpin2とCN3のpin8の間、それからCN1のpin3とCN4のpin9の間です。
写真には他にも追加配線が見えますが、試作のための配線ですから無視してください。
こちらはCRT/VGA/COLORIFボードです。
追加配線をするのは上の写真と同じ、CN1のpin2とCN3のpin8の間、それからCN1のpin3とCN4のpin9の間です。
ND8080用のシステムROMをROM/RAM/RTC回路のROM用ソケットに実装してください。
MYCPU80をお持ちの方でND8080をお持ちではない方には近日中にND8080用ROMをお送りします。
MYCPU80本体のROMは外してください。
RAMは実装したままにします。
MYCPU80本体の設定はTK80モードの設定にします(DS3は全てOFF。SP1、SP2は全部ジャンパーピンをセットします)。
MYCPU80用の動作は独立型に限られます。
8pDIPSWのbRをOFF、bSをONにしてください。
下の写真はROM/RAM/RTCボードですがVGA/CRT/COLOR/ROM/RAM/RTC/SD/KEYIFボードも設定は同じです。
USB接続と兼用しての動作はできません。
USB接続兼用のROMの作成はちょっと時間が必要です。
申し訳ありませんが、1〜2ヶ月お待ちください。
CRT/VGA/COLORIFボードとROM/RAM/RTCボードとSDカード/キーボードIFボードを接続してZB3DOS(CP/M互換DOS)を起動し、さらにMBASICを起動してSTARTREKをロード、実行したところです。
上から写真を撮りました。
カラー表示のテストです。
もう少し近くで撮りました。
こちらはVGA/CRT/COLOR/ROM/RAM/RTC/SD/KEYIFボードに接続してカラー表示のテストをしているところです。
ディスプレイ画面のアップです。
MBASICをロードしました。
STARTREKを実行しました。
TTLでCPUをつくろう![第841回]
2018.2.15upload
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