2024.6.23
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第457回]



●「TR74D」シフトレジスタ(3)

また間が開いてしまいました。
相変わらず諸事多忙です。
前回はTR74Dを使ってシフトレジスタ回路のための簡易テストを行ないました。
とりあえずはうまくいったようでしたがテストのために入力したクロックデータがデューティ比50%の方形波のためまともなシフト動作になっているのかどうかという点に疑問がありました。
そこで今回はそこのところをはっきりさせるためにシフト動作がはっきりわかる入力信号を作ってテストをすることにしました。
作成した信号を下の図に示します。

図のようにNANDゲートに1MHzと500KHzのクロックを入力することで「3」のときだけがLになる信号が得られます。
下はオシロスコープで観測した波形です。

上側(CH1)はNANDゲートの出力OUTの波形です。
下側(CH2)はNANDゲートの2に入力した500KHz信号です。
前回はTR74Dを2段接続して前段(1)のQ’_を後段(2)のDに繋ぎました。
その回路のままのところに上で作成した信号を入れてテストをすると(1)と(2)の出力が反転してしまうことがわかりました。
それは前回のテストの時点で予想できていたことでしたがあらためてそのことがはっきりしましたので下のように接続してテストを行ないました。

回路図では(1)のQ’を(2)のDに接続していますが実際に作成したTR74D基板にはQ’はテスト端子としては取り出せるようにはなっていませんからとりあえずはQ’_にTR04回路をつないでインバートしてからその出力をDに入力しました。
下がオシロスコープで観測したテスト波形です。

上側(CH1)は(2)のQ’_です。
下側(CH2)は(1)のQ’_です。
シフトしていることは確認できましたが問題は(1)のDに入力した信号とは反転した信号になっている点です。
その点を追求しなければならないのですがちょっと時間がありません。
そこさえクリアできれば動作テストを終えることができるのですが。
もう一息のところです。
今少し時間をかけてよく考えてみます。

トランジスタでCPUをつくろう![第457回]
2024.6.23upload

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