2024.3.12
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第430回]



●「TR05」プリント基板の製作

[第426回]からトランジスタロジック回路のオープンコレクタ回路について書いてきました。
とりあえず検討したのは74LS04タイプのインバータロジック回路をもとにしたオープンコレクタ回路です。
74LS04のオープンコレクタ版は74LS05です。
今回はそれにならって74LS05トランジスタ版として「TR05」のプリント基板の製作をすることにしました。
下はTR05の1回路分の回路図です。


Aに入力した信号がXから反転出力されます。
Xはオープンコレクタ出力ですから出力信号がHのときはハイインピーダンスになります。
このときTR04(74LS04相当)はXからHレベルの出力電流を取り出すことができますがTR05はH出力のためのトランジスタ(2SA1015)がありませんから出力電流を取り出すことができません。
そのままでは出力がLのときとハイインピーダンスであるときの見かけ上の区別ができませんから出力がLのときに点灯する向きにLEDがつけてあります。
それとロジックを合わせるためにA入力の側のLEDも入力がLのときに点灯する向きにLEDがつけてあります。
ですから入力LEDと出力LEDは点灯、非点灯が逆の関係になります。
常に一方が点灯するときはもう一方のLEDは消灯します。
なお出力側につけたLED+抵抗はプルアップ抵抗にはなりません(抵抗の大きさの問題ではありません)。
ですから出力をプルアップしたいときは出力と+5Vとの間に適当な値の抵抗を取り付ける必要があります。

下はTR05基板のアートワーク図です。

1回路にはトランジスタ(2SC1815)が1個しかありません。
6回路ありますから全部で6トランジスタです。
トランジスタは全て2SC1815です。
2SA1015はありません。

トランジスタでCPUをつくろう![第430回]
2024.3.12upload

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