2024.2.28
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る

トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


[第424回]



●「1/2TR139」プリント基板の製作

74LS139は2 to 4 デコーダです。
2ビットのバイナリコードをデコードして0〜3の4本の出力にします。
1個のICに2回路が入っています。
トランジスタロジック回路としては以前にCMOS版の「74HC139組立キット」を作りました([第152回])。
しかしこの基板も「74HC373組立キット」と同様ちょっと無理をしすぎました。
回路が複雑すぎたことと1枚の小さい基板にもとのICと同じように2回路分の回路を載せようとして無理をしてしまいました。
今から思うと無理をしないで1回路分だけの基板にすればよかったのです。
それにダイオードを使ったりしてわかりにくい回路にしてしまいましたがもともとゲートだけで構成できる簡単な回路ですから無理にひねった回路にしなくて単純なゲート回路で構成すべきだったと今は思っています。
そこで今回はあらためて74LS139の1回路分のデコード回路のみで1枚のプリント基板に仕上げました。

下は1/2TR139の回路図です。



74LS04相当のインバータが3回路と74LS10相当の3入力NAND回路が4回路です。
GがLでB=0、A=0のときに0出力端子がLになります。
GがLでB=0、A=1のときに1出力端子がLになります。
GがLでB=1、A=0のときに2出力端子がLになります。
GがLでB=1、A=1のときに3出力端子がLになります。

下は1/2TR139基板のアートワーク図です。



インバータが3回路で6トランジスタです。
また3入力回路が4回路なので6×4=24トランジスタです。
合計30トランジスタです。
以前作った「74HC139基板」に比べると随分すっきりとして作りやすい基板になったと思います。

トランジスタでCPUをつくろう![第424回]
2024.2.28upload

前へ
次へ
ホームページトップへ戻る