2021.9.24
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第407回]



●SW/CLOCK/MEM基板を作り直します

あれこれ迷走した挙句、最終的にCPUクロックは2MHz(Max)ということになりました(前回[第406回]参照)。
それだけのことなら基板を作り直す必要はないのですが、前回書きましたようにALUWRとREGWRの回路を以前の回路に戻さなくてはなりません。
配線を変更することになります。
3箇所程度の配線ですからジャンパ線での対応もできないことはありませんが、やっぱりプリント基板をもう一度作り直したほうがいいでしょう。

実はそれ以外にもどうしてもプリント基板を作り直すべき理由が出てきてしまいました。
今頃になってとんでもない思慮不足でありました。
今までずっと書いてきましたようにMYCPU4TRの動作テストはずっとND80Z3.5に接続して行なってきました。
スイッチパチパチでもできないことはないのですが手間がかかります。
今までにMYCPU4のために作成したプログラムを使って行なう動作テストならば、ND80Z3.5に接続して行なったほうがずっとずっと楽です。
そういうことだったのですが、スイッチを使ってプログラムをRAMに書き込んでそれを実行するというのが本来の使い方ですから、それが正しく行なえるかどうかの確認もしておかないわけにはいきません。
やっとND80Z3.5に接続しての動作テストも完了しましたので、この辺で最終テストということでスイッチからRAMにプログラムを書き込んでそれを実行してみようと思いました。

そうしましたら、とんでもないことに気が付きました。
下がSW/CLOCK/MEM回路基板です。

この写真は[第402回]でお見せしました。
横長の基板なのでこういう向きの写真にしたほうが見易いのですけれど。
実際に使うときはこういう向きにして使うことになります。

この向きでスイッチをパチパチすることになるのですが…。
アドレスとデータを表示するLEDが縦方向に並んでいることに気が付きました。
だめじゃん。
この基板はもとは2枚に分かれていました。
もとはHCMOSIC版MYCPU4でスイッチ回路基板とCLOCK/MEM基板として使っていたものです。
2枚に分かれていましたから、スイッチとLEDの向きを合わせるように基板を並べれば問題はありません。
その2枚の基板を合体させて1枚の基板にすることを思いついて作業にかかった段階で真っ先に考えたのがフラットケーブルコネクタの位置でした。
上の写真では左側に見えるライトアングルコネクタです。
この基板を含めて4枚の基板を重ねて配置したときにフラットケーブルコネクタが全部同じ側に来るように配置すべきです。
ついそのことに考えが集中してしまって、LEDの配置が頭から抜け落ちてしまいました。
2個の26pinのストレートコネクタの向きが90度違っていますがそれについてはうっかりしていたわけではありません。
ライトアングルコネクタの向きを合わせようとすると26pinコネクタが上の写真のようになることについてはわかっていました。
この26pinコネクタは上からフラットケーブルで接続しますから写真の向きになってもいけないことはありません。
下がもとになったHCMOSIC版MYCPU4のCLOCK/MEM回路基板です。


それをよいしょと下のように90度回転させて、左側のコネクタをライトアングルコネクタにすればよいと簡単に考えてしまいました。

うーん。
LEDがみごとに縦に並んでいますけれど、この時点では全く気がついていませんでした。
不注意なんてもんじゃありません。
こんなにはっきり見えていてもそのことに全く気が付かないなんて。
つくづく歳は取りたくないものであります。

そういうわけでまたしてもプリント基板の作り直しです。

トランジスタでCPUをつくろう![第407回]
2021.9.24upload

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