2021.9.14
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第402回]



●スイッチ/CLOCK/MEM基板を作りました

いままで動作テストではスイッチ基板とCLOCK/MEM基板はHCMOS版MYCPU4のものをそのまま流用してきました。
もっとも途中で4MHz用の改造を行なったりしましたから最終的な製品版ではCLOCK/MEM基板についてはMYCPU80TR用に作り直すつもりでした。
最初はCLOCK/MEM基板のみ4MHz回路を追加して作り直すとしてもスイッチ基板についてはHCMOS版をそのまま使うつもりでした。
しかし途中のどこかの時点からどうせ作り直すならばこの際スイッチ基板と合わせて基板サイズをほかの基板と同じサイズにしたらよいのではと考えるようになりました。

HCMOS版はコストの関係もあって10cm角の基板4枚をフラットケーブルでつなぐ仕様として作りました。
それに比べるとトランジスタ版はそれとは比較できないほど大きな基板です。
これをどうやって接続し配置するか考えるなかで、これはやっぱり寸法を合わせて重ねるしかないだろうという結論になりました。
しかし重ねた結果下になる基板にもLEDがあります。
全部同じ寸法にすると下になる基板はLEDが隠れて見えなくなってしまいます。
最初からそのことだけを意識したわけではありませんが基板ごとに回路を考えてパーツを配置していった結果3枚の基板の大きさが異なるという結果になりました。
そこで奥行きを同寸(20cm)にして横方向をそれぞれ異なる長さにしたうえで、3枚の基板を下から上に階段状に置いて、その階段状になったところにLEDを配置するように考えました。
そこまでの段階ではスイッチ基板とCLOCK/MEM基板はHCMOS版MYCPU4と同様に10cm角の基板をケーブルでつないで大きな基板を重ねたその横に置くぐらいのつもりでいました。
でも大きい基板を重ねて置いてみたりするうちに、10cm角の基板2枚ならばその2枚を合わせて1枚の基板にしたら丁度奥行きが20cmになるじゃないか、と気が付くのがちょっと遅いのですが、そのように考えるようになりました。
下がそのイメージです。

スイッチ/CLOCK/MEM基板を合わせてつごう4枚の基板を図のように重ねて配置して適当な寸法のスペーサで固定します。
こうすることで収まりの良いシステムが出来上がります。

ということで下がそのように考えて作ってしまったスイッチ/CLOCK/MEM基板です。

長い辺が20cmで短い辺はちょっとサイズが大きくなって12cmになりました。

こちらは基板裏側の写真です。


部品を組み付けました。


やっとこれで完成。
いよいよ発売開始、と思ったのですが。
そうはいかないのですよねえ。
私の場合。
なかなかにつらい人生であります。

トランジスタでCPUをつくろう![第402回]
2021.9.14upload

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