2010.12.11
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標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)

[第684回]

●マザーボード BIOSTAR G31M+(その2)

ここしばらくは中日電工発Windows7パソコン組立キットのご紹介をしております。
メインテーマとは全く関係無いお話になっておりますが、なにとぞご容赦くださいませ。
中日電工発Windows7パソコン組立キットのご紹介は[第681回]から始まっております。
なおここに至りましたいきさつにつきましては[第677回]あたりから書いておりますので、途中から当サイトにご訪問いただきました方は、もしよろしければそのあたりからお読みいただければ幸いです。

前回の続きです。
もう一度、前回と同じG31M+の写真です。

組立キットのマザーボードとしてこのボードを選んだ理由として、BIOSTAR社のマザーボードを過去に何回か使っていて、現在も同社のマザーボードを使っているという、いわばお馴染みのメーカーであるということが一番の理由ですが、それともちろんリーズナブルな価格であるということがその理由ですけれど、それからもうひとつ、IDEコネクタとともにFDDコネクタをボード上に搭載している、ということもその理由のひとつです。
上の写真で左端にあるのがFDDコネクタです。
ついでですが下側にあるのがIDEコネクタで、左下隅に4つあるのがSATAコネクタです。

FDD(フロッピーディスクドライブ)はいまどきのメーカー製パソコンでは無いのが当たり前になってしまいました。
しかしレガシーなソフトウェアツールの中にはフロッピーディスクで実行することを前提にしているものがあって、ときとしてそのようなツールが使えると有り難いことがあります。
ということで、そのような場合のためにボード上にFDDコネクタがある、ということにこだわってみました。
もっともG31M+の付属品にはIDEケーブルもFDDケーブルも含まれてはいません。
今回の組立キットにもFDDはありません。
まあ実際問題としましては、通常の使い方をしている限りでは、フロッピーディスクを使う、という必要はまず無いと思いますので、このFDDの機能については、あくまで必要になったときに接続が可能ですよ、という程度と考えておいてください。

前回は基板のサイズについて少しだけ書いて終わってしまいました。
規格はMicro ATXなのですが、普通のMicro ATXよりももっとサイズが小さいです。
と書きました。
Micro ATXというからには、当然ATXという規格があるわけで、これはいわばマザーボードのスタンダードです。
現在一般的なタワー型のケースは、このATXサイズのマザーボードに合わせて作られています。
同時にそのATXよりも小さいMicro ATXサイズのマザーボードも実装できるようになっているのが普通です。
Micro ATXは244mm×244mmというサイズが一般的ですが、G31M+は235mm×179mmしかありません。
実際写真の通り、もうこれより小さくすることは無理だろう、と思うくらいICやコネクタ類が隙間狭しと配置されています。

参考までに一般的なMicro ATXのボードと並べて写真を撮りました。

左はBIOSTAR PM266A pro、socket478ですがかなり昔の基板です(もうとっくの昔にメーカーのホームページからは消えていますが、私のところでは今でも健在です)。右はG31M+。
こうやって比べてみると、G31M+がいかに小さいかが実感できます。
もっとも左側のPM266A proもスタンダードのmicro ATXよりは少し小さくて、横は244mmなのですが縦は少し短くて225mmです。
なおこのPM266A proは、ほぼ同時期に購入したものが3枚あるのですが、いずれも現在でも壊れずに動いています。
この写真のボードは、実はいろいろテストをしているときにCPUクーラーの固定パーツを壊してしまったために現在はCPUとメモリを外してありますが、全部実装すればちゃんと動きます。
いつごろ購入したものかと思って確認してみましたら、2004年10月でした。なんと6年以上健在です。
過去10年以上ずいぶんいろいろ違うメーカーのマザーボードを使ってパソコンを組み立ててきましたが、よく持って2〜3年、というマザーボードが多かった中で、BIOSTARは安価なボードにしては意外に健闘している、と思います。
2010.12.11upload

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