2015.10.6
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る

新製品の紹介(プチ連載です)
周波数カウンタ組立キット

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
たまにはちょいと息抜きで小品も作ってみたいものです。
簡単にチョイチョイと…。
でも、なかなかそうは簡単にはいかなくて、いつものごとく回を重ねてしまうことになるのかも…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


[第18回]


●GPSで1PPSを(6)

前回からの続きです。
絶対最大定格3.6Vのところにモロに5Vをかけてしまって、しかもそのまま15秒かあるいは20秒くらいか、5Vを加えてしまったわけですから、これは即破棄処分ということなのですが。

なんとか助かっていただきたい。
未練であります。
でも、それが人情というものであります。

あらためて3Vを供給してはみたものの、勿論の事ながら、反応はありません。
ありませんが、そこは未練でありますから、あちこちの端子をオシロで当たっていましたら。
おっ。
信号が出ている!

TxD端子でありました。
なにやらしきりに送信している様子。

こうなると、受信して解読してみたくなります。
しかし。
このTxDは3Vのシリアル出力です。
それと合うような受信回路は今すぐには持ち合わせておりませぬ。
何か使えるものはないかと思ってさがしてみましたら、ありました。

RS485の送受信回路がありました。
これなら使えそうです。
(本日はちょっと時間がありませんから、RS485での接続回路図は次回にお見せすることにいたします)

UBX−1612のData Sheetによりますと9600bps、8ビット、ノンパリティです。
それなら使える。
受信側は当社のBASIC制御ボード、ZB25Kです。

さっそく接続して、簡単なプログラムを即席で書いて実行してみました。
こういう時にBASICはまことに便利です。

DEBUG TOOL FOR KL5C8012
(C)Copyright CHUNICHIDENKO 2000,2001,2004,2005 Rev.1.4
02
t/0302
)Z
>10A=0
>20WRITE #1,"2N81"
>30READ #1,A$,A%
>40IF A%<1 G.30
>50P.A$,A%
>60G.30
>.
    10 A=0
    20 WRITE #1,"2N81"
    30 READ #1,A$,A%
    40 IF A%<1 GOTO 30
    50 PRINT A$,A%
    60 GOTO 30
>R.
$GPRMC,,V,,,,,,,,,,N*53   23
ERR:73 
    30 READ #1,A$,A%
>R.
$GPRMC,,V,,,,,,,,,,N*53   23
$GPVTG,,,,,,,,,N*30       19
$GPGGA,,,,,,0,00,99.99,,,,,,*48        31
$GPGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,99.99,99.99,99.940
9*30         4
$GPGLL,,,,,,V,N*64        18
$GPRMC,,V,,,,,,,,,,N*53   23
$GPVTG,,,,,,,,,N*30       19
$GPGGA,,,,,,0,00,99.99,,,,,,*48        31
$GPGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,99.99,99.99,99.940
9*30         4
$GPGLL,,,,,,V,N*64        18
$GPRMC,,V,,,,,,,,,,N*53   23
$GPVTG,,,,,,,,,N*30       19
$GPGGA,,,,,,0,00,99.99,,,,,,*48        31
$GPGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,99.99,99.99,99.940
ERR:73 
    30 READ #1,A$,A%
>R.
$GPRMC,,V,,,,,,,,,,N*53   23
$GPVTG,,,,,,,,,N*30       19
$GPGGA,,,,,,0,00,99.99,,,,,,*48        31
$GPGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,99.99,99.99,99.940
9*30         4
$GPGLL,,,,,,V,N*64        18
$GPRMC,,V,,,,,,,,,,N*53   23
$GPVTG,,,,,,,,,N*30       19
$GPGGA,,,,,,0,00,99.99,,,,,,*48        31
$GPGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,99.99,99.99,99.940
9*30         4
$GPGLL,,,,,,V,N*64        18
$GPRMC,,V,,,,,,,,,,N*53   23
$GPVTG,,,,,,,,,N*30       19
$GPGGA,,,,,,0,00,99.99,,,,,,*48        31
$GPGSA,A,1,,,,,,,,,,,,,99.99,99.99,99.940
9*30         4

おお。
それらしきデータが出ているではありませんか。
しかし。
残念なことに受信エラーが出ています。
BASICの処理はちょっと遅いので、9600bpsで休み無しに送信されると、間に合わなくてオーバーランエラーになってしまうことがわかりました。
BASICは便利なのですが、速度が遅いことが玉に瑕であります。

かといって、この段階でマシン語の受信プログラムを組むのもなんだかなあ、という気持ちです。
せっかくのGPS情報が取れそうなのですから、できればなんとかしたい。

説明の途中ですが本日は時間がなくなってしまいました。
この続きは次回にいたします。

周波数カウンタ組立キット[第18回]
2015.10.6upload

前へ
次へ
ホームページトップへ戻る