2017.2.14
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第8回]


●なんとかクリアできました

前回からの続きです。
前回の終わりに書きましたように、あてずっぽうでクロック分周回路のある端子に270pFのセラミックコンデンサをつけたところ、縦線が太くなる位置が今までとは違う位置に移動しました。
それを突破口にして、色々異なるコンデンサをつけてみましたら、コンデンサの値によって縦線が太くなる位置が変化することがわかりました。
そのあたりに解決策がありそう、ということでさらに3日余りを費やしてあれこれ試してみました結果、これならばという解決策がみつかりました。
回路図で説明するとよいのですが、回路図を直しているところですので、まだ見ていただく形になっていません。
回路図の修正ができた段階で詳しく説明することにしまして、今回は結果のみ画像でお見せすることにいたします。

下は縦線の太さを調整中の画像です。
ロジアナで波形を確認するために小文字のmを画面全体に表示しました。

真ん中の縦線が太いことがはっきりわかります。

こちらは左側の縦線が太くなっています。


そして、こちらを見てください。
苦心の結果、きれいに表示されるようになりました。

3本の縦線が同じ太さで表示されています。
間隔も左右で同じになっています。

上の画像の一部を拡大しました。

計算通り1本の縦線が2〜3ドットで表示されています。

試行錯誤の過程で、カメレオンロジアナでキャラクタ出力信号の波形を観測しましたので、それについても見ていただくことにします。

下はmの左側の縦線が太い表示の状態で信号を観測したものです。
H−SYNC信号が立ち上がりでトリガをかけています。

各信号は
00 H−SYNC
01 1ドットのクロック
02 キャラクタ信号(ブランキング期間なので出力されていない)
03 キャラジェネの出力データを74HC166にロードするパルス(このあとクロックに従ってシフト出力される)
04 ブランキング信号
です。

下はブランキング期間が終って(04がH)、02にキャラクタ信号が出ています。

02の観測ポイントでは信号が反転していて、Hが暗、Lが明レベルです。
02の信号を反転しない通常のレベルで示すと、5800nsの前のところから01001001となっていて、全く正常な出力信号幅です。

下はmの真ん中の縦線が太い表示の状態で波形を観測したものです。

H−SYNC信号の立ち上がりのところです。

下はブランキング期間が終ってキャラクタ信号が出力され始めたところなのですが。
いきなりこんな波形がキャッチされて、すわ異常信号か!と思ってあせってしまいました。

よくよく確認してみましたら、mの一番上のラインの信号であることがわかりました。
5800nsの手前からHを0、Lを1で示すと、01110110となって、全く正常な信号であることがわかって、ほっとしました。

あらためて普通の縦線3本の信号がキャッチできました。


下は上のところで最後にお見せした、回路を調整した結果mがまともに表示されている状態で観測したものです。

H−SYNC信号の立ち上がりのところです。

下はブランキング期間が終ってキャラクタ信号が出力されたところです。


CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第8回]
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