2017.5.9
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第67回]


●ZB3DOSについてのご質問(2)

前回に続いて、Y様からいただいたご質問とその答えです。

(質問)
ZB3BASICからDIRZの後にCPMを起動しようとするとERR:80が表示され起動できません。
一度DIRを実行してからCPMを起動すると正常起動します。

(答え)
説明にありますように、DIRZ実行後はZドライブ(Zディレクトリ)がアクティブになります。
CPMコマンドはルートディレクトリに置いたCP/Mファイルを読み込んで起動するため、先にDIRを実行してルートディレクトリをアクティブにしておく必要があります。

独立化システムのSDカードの仕様はWindowsのFAT16に準じていますが、システムプログラムサイズに余裕がないため、ディレクトリ構造についてはZディレクトリのみを置くという構成になっています。
そのためもあってルートディレクトリを選択表示するためのDIRコマンドと、Zディレクトリを表示させるためのDIRZコマンドの2本立てになっています。
DIRZコマンドを実行すると、Zディレクトリのファイル名を表示するとともに、現在のディレクトリがZディレクトリになります。
DIRコマンドを実行すると、ルートディレクトリのファイル名を表示するとともに、現在のディレクトリがルートディレクトリになります。
ZB3DOS(CPM互換DOS)はZB3BASICモードのときにCPMコマンドを実行することで、ルートディレクトリに置かれたZB3DOSシステムファイルがRAMに読み込まれたのちに起動するようになっています。
DIRZコマンドを実行すると、それ以後はZディレクトリがアクディブになるため、ZB3DOSシステムプログラムの読み込みができません。

いささか面倒ですが、メモリサイズの制約からそういう仕組みになっていますので、ZB3DOSを起動するときは、DIRを実行してルートディレクトリをアクティブにしてからCPMコマンドを実行してください。
なおZB3BASICを起動した直後はルートディレクトリがアクティブになります。

CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第67回]
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