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2016.5.30

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[第37回]

●Windows10に勝手にアップグレードされてしまいそうになりました!

また何日か間が空いてしまいました。
なんとか月末までに遅れに遅れた作業を片付けてしまいたいと必死でがんばっておりました。
明日はもう31日です。
この1、2ヶ月は本当にきつい毎日でした。
それもやっとなんとかめどがつきました。

ということで久しぶりの更新です。
このところ本来のテーマとは関係ありませんが、緊急レポートということで「Windows10に勝手にアップグレードされてしまう」という話題について書いております。

皆様ご用心なさいませ、と書いておりましたのですけれど。
なんと。
自宅の、おもに息子がさわっておりますWindows7マシンが危うくWindows10に乗っ取られてしまいそうになりました!

いえ。
息子には、ぼちぼち来るかもしれんから、ポップアップに注意せいよ、とは申しておったのです。
ですけれど、なにしろ若いというのは困ったものであります。
パソコンをつけたまま、テレビを見たり、ゲームをやったり、なんてことをしているものですから、どうもポップアップに気が付かなかったようであります。
つい数日前のことなのですけれど、自宅から電話がありまして。
突然「Windows10をインストール中」とかなんとか、そんな表示が出たというのですね。
電話の向こうはかなり混乱した様子です。

電源切ろうとして電源ボタンを押したけれど反応がないんだけど、どうしたらいい?
あっ、電源コード抜こうか?

おいおい。
頼むから、いきなり電源切ったりするなよぉ。
そんなことをしたら、ハードディスクがクラッシュしてしまいます。
皆様、いきなり電源OFFはタブーでありますぞ。

ま。
始まっちゃったものは仕方がありません。
後で見るから、絶対にさわらないでそのままにしておきなさい、と申し付けておきました。

しかし。
とんでもないことであります。
シロートなんぞは、こんなのがいきなり始まったら、おったまげてしまいます。
それこそあわてて電源を引っこ抜いたり、なんてのも出てきたりするのでは。
こういうことはやめていただきたいものですねえ。
Microsoft様。
ちょっと度が過ぎておりますですぞ。

さて。
自宅に戻って、画面を見ましたら。
「Windows10にようこそ」なんて画面になってしまっておりました。
画面コピーをして皆様にお見せできればよかったのですけれど、まだシステムは完全には起動していなくて、何もできませんでした(おお。ケータイで撮ればよかったか)。
どうやらこれから先へ進め、ということなので「次へ」(多分そんなような表示)をクリックしました。

で。
進みましたら、出ましたですよ。
「法律的画面」というやつが。

あの。
このところ、ネットには「いきなりWindows10になっちゃったんだけど、元に戻すにはどうしたらいいんでしょうか?」なんて悲鳴にも似た書き込みがあふれていますけれど。
私は、それっておかしいんじゃないの、と思っていましたです。
だって。
いきなり「Windows10にアップグレード」はないと思っていましたから。
必ず許諾画面が出るはずなので、そこで拒否すれば、元に戻るはずなのです。

とにかくなんだかいっぱい契約に関することがずらずらと書いてあって、それを「承諾します」「承諾しません」のボタンが表示されました。
ええ。
そんなものは読む必要はありません。
こんなものは「断固拒否」であります。
なにがなんでも絶対に、No!であります。
で、「承諾しない」をクリックしましたら。

「承諾しないとWindows10にアップグレードしてあげないよお。ほんとにいいのぉ?」というお尋ねです。
いやいやいや、誰もそんなこと頼んでませんから。
ここはとにかく断固として、きっぱりご遠慮申し上げましたです。

そうしましたら、
「Windows7に戻しています」の表示がでて、あのけったいな窓のようなマークが表示されたまま、そこで止まってしまいました。
ここであせってはいけませぬ。
もとに戻らなかったら私の占有物を断りも無く勝手に改変しようとしたMicrosoftに非があるのですから、原形回復を求めて訴えてやりましょお。
コーヒーなどを飲んでしばし休憩しておりましたら、ずいぶん長くかかってから、諦めてぼそぼそと動き出しました。

結局。
元通りのWindows7に戻りました。

そういうことなのです。
「許諾」さえしなければ、勝手にWindows10にアップグレードされたりはしません。

しかし。
おそらくいきなりWindows10へのアップグレードが開始されてしまったほとんどの方は不意をつかれて思考停止なさってしまい、そこであの「許諾する?」それとも「許諾しない?」なんてものをつきつけられてしまいますと、ここで拒否などしたら、もう元に戻してもらえないのではないか、という恐怖にかられて、つい許諾してしまうのでありましょう。
そこがやつらの、あ、いえ、失礼、Microsoft様の狙いなのでありましょう。
あの契約文書とやらの画面。
読んだりはしませんけれど、きっとそのどこかに、「(あとで気に入らなくてWindows7に戻す操作をしたときに)完全に元通りにならなかった場合でも、当局は関知しないからそのつもりで(承諾せよ)」、なんてふうなことが書いてあるにちがいありませぬ。

えてして善良なる市民は、いきなり難しい文書をつきつけられて「イエスかノーか?」なんて迫られますと、「困ったなあ、ここはとりあえずイエスをクリックしておこうか」なんてことになりがちですけれど、冗談じゃありません。
駄目なものは駄目です。
自分が納得できないものは断固拒否すべきです。
断固拒否すれば、テキは諦めて引き下がるしかありますまい。

かくしてわがWindows7マシンは無事守られたのでありました。
ええ。
どこもおかしいところはありません。
もとのままのWindows7です。

もうこんな目にあわないように、自動的にアップグレードなどされないようにしておきましょう。
そう思ってWindows Updateを開きましたら、下のように表示されました。

「不明なエラー」なんですと!
どうやらMicrosoft様は、アップグレードを承諾する画面で「拒否する」を選択する者が居るなどということは、想定外のことのようであります。

想定外といえば、このところの「Windows10への強制アップグレード」に対して、かなりのWindows7ユーザーから不満の声が上がったようで、なんですか、Microsoftでは強制的にアップグレードされないためのプログラムを急遽作成したのでそれを使ってほしい、とのたもうておいでとか。
うむむ。
そこまでくると、これはもう茶番でありますね。

そんなもの使わなくとも、[第35回]に書きました方法が確実だと思いますですよ。
以下、その作業の画面の一部です。
[第35回]の説明とあわせてご覧ください。






全ての作業を終ってから再起動しましたら、タスクバーから「Windows10にアップグレード」アイコン(上のほうの「Windows Update」の画面の右下に見えている窓のようなアイコン)が消えました。

めでたし、めでたしです。

え?
どうして、そんなにWindows10へのアップグレードを嫌がるのか?ですか。
そりゃあ、アップグレードしても、今までと全く同じように既存のハードもソフトも使える保証があればよろしいですよ。
そんなもの、あるはずがないじゃありませんか。
たとえソフトのひとつふたつだけだったとしても、今までWindows7でまともに使えていたものがアップグレードしたら使えなくなってしまった、なんてことになる可能性があるのでしたら、そんなことは、やなこった、でありましょう。

どうしてもWindows10を試してみたかったら、別のハードディスクに丸ごとバックアップをしておいてから、それから試してみることをおすすめします。

8080マイコンをつくろう![第37回]
2016.5.30upload

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