PIC−USBIO using BASIC
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USBインターフェースを内蔵したPICを使ってWindowsパソコンで外部回路を制御するための各種I/O基板の製作記事です。
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[第180回]
●PICUSBIO−03(129)コンパレータモジュール(4)555の三角波を入力(2)
前回はND80Z3.5(ND80ZV)の555回路を利用してその三角波とコンパレータの出力波形をオシロで観測しました。
その波形はND80Zの回路で使っているままの波形なのでLからHへは斜めに上がっていきますが上がりきった頂点からはほぼ垂直にHからLに急に落ちるノコギリ波です。
ですからコンパレータの出力がHからLになる境い目の電圧は多分3Vでしょうとしか言えません。
アバウトですけれど、まあそんなものでよろしいでしょう、と書いて終りました。
昨日はそれで終ったのですが。
夜中にふと目が覚めたときに「そんなのちょいと手を加えれば簡単じゃないか」と突然に思いつきました。
簡単なことなのに頭が緊張しているときには思いつかなくて、入浴したり寝ていたりするときに思いついたりすることがよくあります。
ND80Zの場合にはパルス幅のHとLは極端に違っていて100:1ぐらいになっています。
それは必要があってそうしているのですがその比を変えれば下がり勾配もゆるくできるはずです。
パルス幅は2本の抵抗の比できまります。
現在は200KΩと2.2KΩを使っています。
それを交換すればよいのですがそうするためにはいまついている抵抗を外さなければなりません。
それは面倒なことです。
その目的としては下がり勾配がゆるくなればよいので正確なパルス幅が必要なわけではありません。
それならば抵抗を外したりしなくても、200KΩの抵抗にもう少し小さい値の抵抗を並列にハンダ付けして比を小さくしてしまえばよいはずです。
そこで200KΩの両端に10KΩの抵抗をチョイチョイとハンダ付けしました。
下の回路図のようにしました。
合成抵抗の値は約9.5KΩなのでハンダ付け後の抵抗比は9.5:2.2となってかなり比が縮まりました。
そのようにした上で前回と同じことをしてみました。
今回は下がり勾配も大分ゆるくなりましたので上がりも下りも大体3Vぐらいのところでコンパレータの出力が変化していることがわかります。
さらにわかりやすくするために波形を重ねてみました。
水平時間軸を拡大しました。
これならコンパレータが正しく機能していることが一目瞭然です。
PIC−USBIO using BASIC[第180回]
2023.2.8upload
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