2023.8.30
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第71回]



●PIC18F14K50書き込みテスト

前回までのところでPIC WRITER試作2号機を使ってPIC18F13K50の書き込みテストを行い、正しく書込みが行なわれたことを確認しました。
今回はPIC18F14K50の書き込みテストです。
PIC18F13K50とPIC18K14K50はメモリサイズに違いがあるだけで実質的には同じPICと考えられますから同じように書込みができて当たり前です。
ですけれど念には念を入れてということで念のためPIC18F14K50でも書き込みテストを行なってみることにしました。
書き込みに使うプログラムはPIC18F13K50で使ったのと同じ13K50C1.BINです。
今回PIC18F14K50に書き込むプログラムはPIC BASICコンパイラのPIC18F14K50用システムプログラムのHEXファイルBS14K50_A.HEXです。

書き込みプログラムはまだデバッグ中なのでVERIFYのときに読み出したデータを画面に表示させています。
ここでPIC18F14K50に書き込んだシステムプログラムはテストデータなどではなくて「ホンモノ」のプログラムですからプログラムサイズはそれなりに大きいです。
それをVERIFYのときに読み出して全部表示していますからとても1画面では終りません。
表示がスクロールしてしまっています。
上の画面ではスクロールした画面を戻して最初の部分を表示させています。

下は上の画面からずっと進んで書き込みプログラムが完了したときの画面です。

CONFIGのVERIFYでアドレス0002のもとのデータが1Fに対して読み出したデータが3Fになっています。
ここは前回確認したCONFIG2Lです。
PIC18F14K50もPIC18F13K50と全く同じでCONFIG2Lのビット5はREAD−ONLYなので書き込んだ値に関係なく’1’が読み出されます。
そのほかにはVERIFYで異常な表示は出ていません。
前回は最初の書き込みテストの確認ですから作成したPICの書き込みデータを秋月のPIC WRITERで読み出してHEXファイルを作成してそれをもとのHEXファイルと比較しました。
その結果正しく書き込みができたことが確認できましたから今回はそこまでしなくてもよいでしょう。
念のために上のようにしてBASICコンパイラシステムプログラムを書き込んだPIC18F14K50が実際にBASICシステムとして正しく動作するかどうかを確認してみました。

PIC BASICコンパイラシステムを起動しました。

テストのためにロードしたBASICプログラムはBSPRINTT1.TXTです。
このプログラムは[第38回]で紹介しました。

BASICコンパイラもまだデバッグ中ですから書き込みデータなどを画面に表示しています。
デバッグ用のデータの表示が多くてわかりにくいと思いますがBASICプログラムをコンパイルして作成したPICマシン語コードをPIC18F14K50に送ったあとRUNコマンドでそのプログラムを実行しています。

プログラムが正しく実行された結果ABCD…XYZの文字が画面に表示されました。
PIC WRITER試作2号機を使ってPIC18F14K50に書き込んだシステムプログラムが正しく動作することが確認できました。
これでPIC18F14K50の書き込みテストも無事終了です。

PICBASICコンパイラ[第71回]
2023.8.30upload

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