KL5C80A12マイコンボードの製作
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KL5C80A12はZ80互換の高速高性能8ビットマイクロコントローラです。
残念なことに数年前に生産中止になってしまいました。
しかし当社ではKL5C80A12を使った組込みマイコンボードはまだ健在です。
そのKL5C80A12を使ったND80Z3.5上位互換マイコンボードの製作記事です。
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[第34回]
●KL5C80A12CPUボード直結LCDIF
前回はKL5C80A12CPUボードに直接接続するRS232CIFボード(実はレベル変換ボード)について書きました。
今回はLCDIFです。
ZBK−V3BASICにはLCD(キャラクタ表示)に文字を表示する命令があります。
WRITE #$12,に続けて文字変数または” ”で囲んだ文字列を書きます。
実行するとその文字列が40字×4行のキャラクタ表示LCDに表示されます。
キャラクタ表示LCDは前回のRS232CIFと同様、KL5C80A12CPUボードのヘッダーに接続します。
下はその接続回路です。
P10〜P15、P27はKL5C80A12のI/O端子でKL5C80A12CPUボードのCN3(26ピンヘッダー)に配線してあります。
KL5C80A12CPUボードの回路図(兼コネクタ図)は前回お見せしましたが、下に再掲します。
40字×4行のキャラクタ表示LCDは14pinのフラットケーブルコネクタ端子です。
CN3の26ピンヘッダーとは端子配列が違いますからこのままでは接続できません。
もともとZBK−V3BASICのLCD表示機能は当社のZBKシリーズ用のもので、ZBKボードは26ピンヘッダーのほかにLCD用の16ピンフラットケーブルコネクタ(そのうちの2本は使用しない)を実装していて、そこにLCDを接続する仕様になっています。
KL5C80A12CPUボードを設計する段階でLCD用コネクタについても一度は考えたのですが、その時点では方針が定まっていなくてLCD接続回路は見送ってしまいました。
実際に作業がここまで進んできたところで、せっかくZBK−V3BASICにある機能なのでやっぱりLCDも接続したいと思うようになりました。
それで、とりあえずの接続テストは既存のZBKボード基板の26ピンヘッダーとLCD表示回路の部分を切り取って利用することにしました。
下はそのようにしてテスト中の写真です。
CPUボードの部分をアップで撮りました。
いくらなんでもこんな基板では供給できませんから、接続用のプリント基板を準備するつもりです。
下は上の写真のテストをしたときのログです。
DEBUG TOOL FOR KL5C8012 (C)Copyright CHUNICHIDENKO 2005,2006,2009,2012,2014 Ver3.5 ZBK接続ポートをサーチ中です... <1>[41][42][43][44][45] ZBKボードとの接続に成功しました )z *** nd80z3 basic **** >auto > 10 10write #$12,"abcXYZ12345" > 20 20p."end" > 30 30 >. 10 WRITE #$12,"abcXYZ12345" 20 PRINT "end" >r. end >/exit |
KL5C80A12マイコンボードの製作[第34回]
2018.8.19upload
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