2018.1.4
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標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
やっと(!)MYCPU80の改良型基板製作に着手しました!!





[第828回]

前回([総合第148回])は体調を崩したことなどを書きましてご心配をおかけしました。
実はそのあとで熱を測りましたところ8度6分ありまして、その程度のことなら私としては別に大したことではないのですけれど、家族がこぞって「おとなしく寝てなさい!」というものですから、仕方がありません。
白湯だけ飲んで1日寝ておりました。
真性ワーカーホリックの私としましては、1日何もしないで寝ているなどというのは、これはもう拷問のようなものであります。
ま、拷問に耐えたおかげで今朝になりましてから熱を測りましたら平熱になっておりました。
妻が「お湯だけ飲んで1日寝てて熱が下がるんだから立派なものだわ」と申しました。
なんたって原始人でありますから、そんなもんです。
という次第で戦列復帰です。

前回([総合第148回])をお読みいただいた長野県のN様からメールをいただきました。
Windows8.1でもWindows10でも画像はおかしくありません、とのことです。
私も異常を確認しましたのは娘のスマホだけで、Windows8以後のOS云々というのはインターネットからの受け売りだったのですが、やっぱり伝聞だけでものを書いてはいけませんね。
本当のところがどうなのかは定かではありませんが、とにかく私のサイトでの今までの画像については、少なくともパソコンのOSとしてはWindows8でもWindows10でも問題がない、ということがわかって安心いたしました。
N様。
ご協力有難うございました。
これからもよろしくお願いいたします。

●MYCPU80+ND80Z3.5的ボード

さてそれでは本題です。
しばらくぶりのMYCPU80のテーマです。
前回を最後に書きましたのが11月でしたからそれから1ヶ月以上経ってしまいました。
その時点でテスト用に作りましたND80Z3.5的なボードとMYCPU80を接続して一応の動作テストには成功していたのですが、もう少し細かいところまで詰めてから先に進むつもりのところ、ご承知の通り新マイコン独立化セットの進行が遅れに遅れてしまったために、とうとうまさかの年明けになってしまいました。
しかしまったく進展がなかったわけではありません。
もう年末ぎりぎりになってからのことですけれど。
MYCPU80とND80Z3.5的ボードの接続についてなんとかもう一工夫したいものと考えてあれこれやっておりました。
なんとかしたいと思っておりましたのは新ND80Z3.5的ボードといままでのMYCPU80との接続についてです。
前回([827回])に書きましたように現行のMYCPU80はTK80回路のLEDの点灯をTK80のDMA(Direct Memory Access)ではなくてサイクルスチールによっているため、そのための信号をMYCPU80本体から引き出さなければなりません。
もちろん今作業を進めておりますMYCPU80改良版についてはその信号をケーブルコネクタに配線して新ND80Z3.5的ボードと接続するようにすればよいのですけれど、ひょっとして今までのMYCPU80をお持ちの方が新ND80Z3.5的ボードと接続したい、と思われた場合、その2本の信号線を引き出して接続してもらわなくてはなりません。
これは余り面白くないことなのでできればなんとかそこのところをできるだけ簡単にできないものかと考えておりました。
で。
新ND80Z3.5的ボードの回路図とMYCPU80のコネクタの信号図を見ていましたら。
なんだ。
ひょっとしたら簡単にできるのではないか。
ということに気が付きました。
MYCPU80の7セグLEDの表示はサイクルスチールだから、ということにとらわれてしまっておりました。
TK80のDMA方式は(ND80ZV、ND80Z3.5、ND8080も同じです)、一定の間隔でCPUにBUSRQ信号を送り、CPUから帰ってくるBUSAK信号の間、メモリに直接アクセスしてその内容をLEDに表示するものです。
よく見ましたらMYCPU80の16pinコネクタにもBUSRQとBUSAKがあるではありませんか。
それならこの信号を16pinケーブルを介して新ND80Z3.5的ボードとつないだら、DMAでLED表示ができるかもしれない、とそう考えたのですが、結果は大正解!でありました。
前回([827回])の写真に見えておりました2本の追加配線がなくなって、既存の16pinコネクタと26pinコネクタだけで接続しています。

今LED表示はTK80と同じDMA方式で行なわれています。
新ND80Z3.5的ボードが逆向きなのはそもそもの当初は新ND80Z3.5的ボードは試作の段階だけで使うつもりで現行のMYCPU80に接続するつもりはなかったため、コネクタの配置もそのようには考慮していなかったためです。
もちろんコネクタ配置は接続を考えて直すつもりです。
あ。
書き忘れるところでした。
この接続状態で、ND8080と同じシステムが動作することを確認しました。
ZB3BASICおよびZB3DOS(CP/M互換DOS)も正常に動作しました。
MYCPU80を外してZ80CPUを実装した状態ではZB3BASICもZB3DOS(CP/M互換DOS)も正常に動作することを確認済みです。
つまりこの組み合わせでND80Z3.5+ND8080の両方の動作をさせることができるということです。

TTLでCPUをつくろう![第828回]

2018.1.4upload

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