標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
やっと(!)MYCPU80の改良型基板製作に着手しました!!
[第826回]
●Z80/8080両用にします
前回の考えではTK80回路の動作テストのためにとりあえずはZ80を実装するけれど、最終的にMYCPU80回路と合体する段階では、Z80回路は削除するつもりでした。
しかしよくよく考えてみましたら、せっかくZ80で動作するように設計しておきながら、最後にそれを外してしまうというのは、余りにもったいないではありませんか。
なんとか工夫して、スイッチなどで回路を切り換えることでZ80と8080(MYCPU80)の両方を使えるようにできたら、ちょいと素敵だと思います。
そうなると回路も変わりますけれど、プログラムも8080とZ80で使い分ける必要があります。
確かにZ80は8080の全命令をそのまま実行できますが、しかしせっかくZ80用に作ったシステムプログラムもあるのですから、Z80にはZ80のシステムプログラムを実行させたいものです。
そうなりますとROMの切換えも必要です。
そこで思いついたのが27C512を使うという方法です。
ND80Z3.5(ND80ZV)もND8080もともにシステムプログラム(ZB3BASICを含む)は32KBのROM、27C256を使っています。
27C512は丁度その倍の64KBです。
これを真ん中から分けて、たとえば前半の32KBにND80Z3.5のシステムプログラムを、後半の32KBにND8080のシステムプログラムを入れて、ディップスイッチで切り換えて使うことができそうです。
そのように考えて、前回お見せした基板をさらに追加変更して作ったのが下の基板です。
形こそND80Z3.5と全く異なりますが、ND80Z3.5から82C55を外しただけで、あとはND80Z3.5と全く同じ機能動作をします。
82C55は拡張バスコネクタを利用して外部に増設することができます。
とりあえずZ80を実装してND80Z3.5と同じ動作をするところまで確認できました。
写真の日付は10月17日です。
前回の試作から2ヶ月も経ってしまいました。
この間は「新マイコン独立化システム」にほとんどかかりっきりになってしまって、なかなかこちらの作業にかかれなかったのです。
さてここからが大仕事です。
この基板にMYCPU80を接続してちゃんと動作することを確認しなければなりません。
本日も時間がありません。
続きは次回にいたします。
TTLでCPUをつくろう![第826回]
2017.11.16upload
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