2015.7.7
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第93回]


●レジスタ回路基板を作図しました

3日ぶりの更新です。
何をやっていたかといいますと。

実は、やっとトランジスタ版レジスタ回路の設計ができたものですから、それを実際に基板化してみたくなって、その作業をしていたのです。
なにしろトランジスタが77個もあるのですから、それがうまく配置できるかどうか、試してみないことにはちょっと先には進めないなあ、という気持ちでした。

そりゃあ77個だって100個だって、基板サイズに制約がなければ、なんとでもなると思います。
しかしそれが18枚も必要になるとなれば、話しは変わってきます。
しかもそれで終わりではありません。
それはトランジスタ版MYCPU80の一部であって、そのほかにもいっぱい回路があるのですから、それを考えるとできるだけ小さい基板にまとめなければなりません。
目安としましては、今までに作りました[HC00]や[HCU04]基板と同じサイズにできれば、と思います。
50mm×100mmです。
それだって18枚も並べたら30cm角になってしまいます。
ええ。
レジスタだけで!
あらためてトランジスタ版CPUの大きさがハンパではないことを再確認させられてまいます。

しかし[HC00]基板のトランジスタはわずか24個です。
一番多い[HC08]でも32個です。
今回のレジスタ回路のトランジスタはその倍以上の77個もあります。
当然それに伴って抵抗もコンデンサも倍化します。
ちょっと無理なのでは?
いささか不安になりました。

ま。
しかし。
やってみないで、想像だけで、無理だろうと決めてあきらめてしまってはいけません。
なせばなる。
その精神です。

なんとかなってしまいました。
ちょっとムリムリですけれど。



これで仕上がり寸法はきっちり縦50mm横100mmです。
どうしてもうまく入らずにはみ出してしまい、3回もやり直した末の苦心の作です。
途中ではあきらめて抵抗やダイオードを立ててみようかとか、配線をピン間2本通そうかとか考えたりしたのですが、なんとか抵抗もダイオードも普通に寝させて配置できましたし、ピン間2本を通すこともせずに済みました。
でも、これでは余りに込み入っていて、何が何だかわかりませんでしょう。

シルク図だけ表示させてみました。



8ビットのレジスタですから、基板名を[HC373]にしました。
あ。
抵抗が落ちているところがみつかりました。
左下のトランジスタT8の上に抵抗のマークと部品bェ落ちています。
うーん。
こんなところで番号落ちがあったのではどうしようもありません。
ここはR7−2ということにしてしまいましょう。

こちらは逆にシルク図だけを非表示にした画面です。



まだやっとここまで描き終わったばかりです。
これから回路図と突き合せながらチェックをしなければなりません。
それが終ったら基板メーカーに発注です。
できてきましたら、これも組立てキットとして発売予定です。

今までの[HC00]や[HCU04]はいわばお試し版でしたが、今度の[HC373]はこのままトランジスタ版MYCPU80のパーツとして使うことを考えています。
まさに本格的組立てキットです。
これはちょっとホネがありますぞ。
ぞくぞくしながら組立てキットの醍醐味を十分に味わっていただけると思います。

もう少し書くことがあるのですが、時間がなくなってしまいました。
この続きは次回に書くことにいたします。

トランジスタでCPUをつくろう![第93回]
2015.7.7upload

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