2015.4.22
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第45回]


●2つの出力の謎は解けました

前回までの情報をもとに推理することで、犯人の特定にまでいきついてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし私は先入観といいますか、既存の常識が判断の妨げになってしまって、この時点ではまだ一体何がおきているのか皆目見当もついていませんでした。
ただ前回書きましたように、おきていることを整理してみることによって、異なる2つの出力の謎は解くことができました。

下は前回もお見せしたテスト回路です。

ジャノ目基板も、それからバラックで組んだ回路もこの回路です。

そして、何回かテストを繰り返しているうちにたまたま入力と出力との間に次のような関係があることがわかったのでした。
上の回路図の上側の入力に125KHzを入れて、下側の入力に250KHzを入力すると、下の図のタイプAの出力になります。
この反対に上側の入力に250KHzを入力して、下側の入力に125KHzを入力するとタイプBの出力になります。



このことはたまたまバラックの回路でテストをしていて偶然に入力端子を取り違えて入力したことで発見できました。
それまではジャノ目基板で、間違いのないようにということで、いつも同じ入力端子に同じ信号を入力していたため、別の出力タイプがあることに気が付かなかったのでした。
いいかげんなバラックで組んだ回路なので、どちらの入力がどちらなのかわからなくなって適当に信号を入力したため偶然異なる出力を得る結果となりました。
いうならば怪我の功名であります。

さて、入力と出力との間にそのような関係がある、ということまではわかったのですが、そういう入力のときになぜおかしな出力パルスが出るのか、ということまではまだ全く理解できていませんでした。

それがなぜ出力されるのか、というその原因を調べるためには、そもそもその出力が一体どこから出てくるのか、ということを知らねばならないと考えました。
HパルスですからBS250が疑わしいのですけれど、なぜか2N7000もだんだん怪しくなってきました。
しかし、2N7000ということになりますと、アクティブロゥですから理屈に全く合いません。
それにあの出力パルス波形はどう見てもコンデンサ入力です。
そう考えるとBS250なのですけれど…。

うう。
しかし理屈を越えて、どうも2N7000が、なんとなく怪しい。
ひょっとするとコイツがホンボシなんとちゃうやろか?

そこでそれを確かめてみるためにさらなるテストをしてみることにいたしました。

トランジスタでCPUをつくろう![第45回]
2015.4.22upload

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