トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
[第409回]
●完成です!
ついに、といいますか、やっと、といいますか、トランジスタ版4ビットCPU「MYCPU4TR」堂々完成です!
MYCPU4TRはサイズの異なる4枚のプリント基板で構成されます。
それを下からサイズが大きい順にスペーサーで重ねてフラットケーブルで接続します。
下はそのようにして組み立てた完成写真です。
一番下がREGISTER/ALU基板です。
Aレジスタ、Bレジスタ、WレジスタとALU回路の基板です。
基板のサイズは縦200mm×横380mmです。
その上がPC/IO基板です。
PC(プログラムカウンタ)回路とOUTレジスタとIN回路の基板です。
基板のサイズは縦200mm×横330mmです。
その上はDECODE基板です。
命令をデコードして必要な信号を出力する回路の基板です。
基板のサイズは縦200mm×横240mmです。
一番上はSW/CLOCK/MEM基板です。
この基板はCPUの外部回路になります。
命令コードを入力するトグルスイッチ回路と、命令コードを記憶するメモリ回路とCPUを動作させるためのクロック回路の基板です。
基板のサイズは縦200mm×横120mmです。
ND80Z3.5と接続しないでトグルスイッチを使ってRAMにプログラムを書き込んで実行するときはこの写真のようにSW/CLOCK/MEM基板の2つの26pinコネクタをフラットケーブルでつなぎます。
2つの26pinコネクタをフラットケーブルでつなぐとトグルスイッチとRAMがつながってトグルスイッチを操作してRAMに命令コードを書き込むことができるようになります。
これが本来の使い方です。
斜め横から4枚の基板をフラットケーブルで接続しているところを写真に撮りました。
こうやって見るといかにもコンピュータという気がしてちょいとわくわくします。
ND80Z3.5と接続しました。
ND80Z3.5と接続するときは82C55入出力コネクタとSW/CLOCK/MEM基板の上側の26pinコネクタとをフラットケーブルでつなぎます。
何回も書いておりますようにこのND80Z3.5は試作品です。
9年も前に作った基板ですがまだ動いています。
あちこちの配線をカットしたりジャンパ配線したりしていますが誤動作せずにずっと正常に動作していますので今でもこうして作業用のツールとして活用しています。
この基板は昔の試作用基板なのでグリーンレジストなしのむき出しの基板ですが、製品基板はちゃんとレジストつきの基板です。
下はROM(27C256)に焼いたプログラムを実行中の写真です。
ROMは上側のICソケットに実装します。
ROMを実装する場合にはRAMは外します。
ROMのプログラムを実行するときはトグルスイッチは使いませんから2つの26pinコネクタは接続しません。
プログラムのROM化については[第290回]〜[第293回]で説明をしています。
トランジスタでCPUをつくろう![第409回]
2021.9.29upload
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る