2020.4.1
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第207回]



●命令デコード回路(9)DECODE2とDECODE1の接続

前回説明しましたようにDECODE2の回路の一部をDECODE1に載せたためにDECODE2を機能させるためにはDECODE1とDECODE2をつないで使う必要があります。
DECODE1にはそのための信号を出力するための20pinコネクタがあります。
DECODE2にはそれを受けるための20pinコネクタがあります。
その両方のコネクタを20pinフラットケーブルで接続します。
下が接続図です。

DECODE1の側はDECODE2以外の別の回路基板を接続するための信号も出力しています。

DECODE2の動作テストはDECODE1でのテストと同じようにND80Z3.5の82C55を使ってBASICプログラムで行ないます。
そのためには上記の20pinコネクタでDECODE1とDECODE2を接続するほかに、ND80Z3.5の82C55入出力用26pinコネクタとDECODE1、DECODE2の10pinコネクタをフラットケーブルで接続します。
82C55の側は26pinですから26pinフラットケーブルに26pinコネクタをそのまま取り付けます。
DECODE1とDECODE2の側は10pinですから26pinフラットケーブルの反対側を加工して10pinコネクタを取り付けます。
下はその接続図です。

動作テストは82C55のAポートからテストデータを出力してBポートから結果を入力して表示します。
AポートはDECODE1の10pinコネクタ(入力)に接続しBポートはDECODE2の10pinコネクタ(出力)に接続します。
そのようにするために26pinフラットケーブルをAポート、Cポート、Bポートの3つに分けてそれぞれに10pinコネクタを取り付けています。
テストプログラムではCポートは使いませんが、コネクタのpin配列の都合で+5V、GNDはCポートの10pinに割り当ててあります。
Aポート用とBポート用の10pinコネクタには8本のデータ線のみを割り当てています(pin1とpin2は空きになっています)。
DECODE1、DECODE2に+5Vを供給する目的でCポートの10pinコネクタをDECODE1のCN3に接続します。
CN3は出力ですからぶつからないようにプログラムでCポートを入力に設定します。
下は上の説明を図で示したものです。


動作テストを行なうためにND80Z3.5の82C55入出力コネクタにDECODE1とDECODE2を接続しました。

写真で見て左側がDECODE1で右側がDECODE2です。
DECODE1とDECODE2を20pinコネクタケーブルで接続しています(写真で見て基板上方)。
写真下方に見えるのは試作版のND80Z3.5です。
試作版なのでレジストがついていません。
7年以上も前の基板ですが誤動作せずに動いているのでこうして現役で使っています。
26pinコネクタケーブルの26pin側をND80Z3.5の82C55入出力用コネクタに接続しています。
ケーブルの反対側は3本に分けてそれぞれ10pinコネクタを取り付けて、DECODE1とDECODE2に接続しています。

トランジスタでCPUをつくろう![第207回]
2020.4.1upload

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