2016.1.2
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第145回]


●[HC373]組立キットの製作(5)ビット5回路

今回はビット5の回路を実装します。
このように書きますと、毎回同じようなことを書いているではないか、とお叱りを受けてしまうかもしれません。
同じように見えても毎回写真を撮ったり編集したりするのは結構手間なのです。
それに一度に完成品をお見せして、はい終わりです、というよりも、毎回少しずつ出来上がっていくのを見ていただくほうが興が乗って面白いのではありませんか?
ま、正月のことですから、ひとつのんびりゆったりとした気持ちでご覧くださいませ。

ビット5の回路図です。


下の部品を実装します。
[抵抗]
R24 51KΩ
R25 200Ω(立てて実装する)
R26 51KΩ
R27 200Ω(立てて実装する)
R28 51KΩ
R29 200Ω
R30 10KΩ
R31 200Ω
[ダイオード]
D3  1N4148(立てて実装する)
D11 1N4148(立てて実装する)
D19 1N4148(立てて実装する)
D27 1N4148
[コンデンサ]
C18 22pFセラミック
C19 56pFセラミック
C20 22pFセラミック
C21 22pFセラミック
C22 0.1μFセラミック
[LED]
L3  赤LED

ここまでの実装をした写真です。


トランジスタを実装します。
[トランジスタ]
T25 2SA1015
T26 2N7000
T27 2SA1015
T28 2N7000
T29 2SA1015
T30 2N7000
T31 BS250(他のトランジスタと向きが逆になります)
T32 2N7000

トランジスタを実装した写真です。

トランジスタT31(BS250)(下から2つ目)だけは、そのほかのトランジスタとは逆向きになることに注意してください。

動作テストです。
7セグメントLEDが00000000のときに[3][F]とキー入力し、続けて[*(I/O)][OUT]とキー入力します。

I/Oアドレス00に対して3FがOUTされた結果、[HC373]のビット7とビット6のLEDは消灯して、ビット5のLEDは点灯しました。

この状態で[HC373]からデータを読み込みます。
この表示のままではデータを読み込んでももとの表示と区別がつきませんから、先に[0][0]とキー入力してデータ表示部の下位2桁の表示を00にします。
しかし毎回そのようにした写真を掲載するのは冗長ですので、そのようにしたときの写真は省略します。

[*(I/O)][IN]とキー入力しました。

データ表示部の下位2桁が3Fになりました。

今度は[D][F]とキー入力しておいて、[*(I/O)][OUT]とキー入力しました。
ビット5のみを”0”にします。

[HC373]のビット7とビット6のLEDが点灯し、ビット5のLEDが消灯しました。
[HC373]のビット5に”0”が書き込まれたことが確認できました。

この状態で[HC373]からデータを読み込みます。
先に[0][0]とキー入力してデータ表示部の下位2桁の表示を00にします(そのようにしたときの写真は省略します)。
[*(I/O)][IN]とキー入力しました。

7セグメントLEDのデータ表示部の下位2桁がDFになりました。
[HC373]から値が読み込まれた結果、ビット5だけが”0”になりました。
[HC373]から正しく値が読み出せたことが確認できました。

トランジスタでCPUをつくろう![第145回]
2016.1.2upload

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