2014.9.26

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MYCPU80でCP/Mを!
超巨大基板の8080互換HCMOS・CPUでCP/Mを走らせてしまおうという、なんとも狂気なプロジェクトです!


[第43回]


●「数値計算」を再入手しました

どうやら処分してしまったらしい「数値計算」を、今になってもう一度手にしてみたくなりました。
ずっと忘れてしまっていたのですが、いざ数式の謎を解こうとしますと、どうしても魔法のような近似式の計算方法を、もう一度ものにしてみたいという願望であります。
そもそもテイラー級数そのものが、もう魔法のようなものでありますね。
どうしてあのような数式で関数が近似できるのでありましょうか。

ああ。
その方面の解説によりますと、なんでも目的とする関数を仮に高次多項式で表したとき、それを順次n回微分することで、あのような近似式が得られるのだそうでありまして。
いや、確かにそのように説明されれば一旦はなるほどと納得はいたしますけれど、何か狐につままれたような、どこかでだまされているのじゃあないかと、私のような劣等生はつい疑ってしまいます。

ところがテイラー級数(マクローリン展開)などで感心している場合ではないようでありますね。
なんですか、あんなものは近似式ではないのだそうでありまして。
確かに、昔一度は歓喜したテイラー級数でありましたが、なんだか精度がいまひとつよくないことに気が付いて、世の中の皆様方はそこをどのように解決していらっしゃるのだろう、と書店をあちこちさ迷い歩いたようにうっすらと記憶しております。
今なら快適にネットサーフィンでありましょうが何しろ20年以上も昔のことでありますから、それはありません。
専門書をあさるしかほかに道はありませんでした。

その「数値計算」なる書物をどのようにして入手したのか、その経緯はさっぱり記憶がないのでありますが、どうやら昔のノートによりますと、それによってSIN、COS他の関数の最良近似式なるものの適切な値を得ることができたようであります。
おそらくその「数値計算」には、結果としての最良近似式の値だけではなくて、それを導き出すための解法についても解説がなされていたであろうことが推測されます。
おそらくは、それを読んでみましても、さっぱりわかりまへん、という公算が大なのでありますが、しかし。
もいちど手にしてみたい。

おお。
そうでありました。
今はインターネットがあるのでありました。
頼みにすべきはgoogleさま。yahooさま。amazonさま。楽天さま。

なんと有難い世の中になったものであります。
これ、この通り。
さっそく入手できてしまいました。


コロナ社「数値計算」著者赤坂隆(表紙)

今でも新刊があるのかどうかはわかりません。
新刊である必要はありませんから、私は古書を買いました。
amazonで1円でたくさん出ています。
大学の講義などで教科書として使われている(いた)のではないでしょうか。
学生さんのことですから単位が取れたらさっさと売っておしまいになるのでは。

入手しまして、あらためて中をパラパラとめくってみましたが。
これはすごい。
さっぱりわかりません。
もう、見事なものです。
うう。
できますことならば、もうちっと、わかりやすう説明なさっていただきたいものであります。

おお。
なんと、チェビシェフの近似式があるではありませぬか。
チェビシェフの近似式は、先日来の近似式の探求の中でネットを徘徊するうちに知ったものであります。
チェビシェフの近似式とテレスコーピングなる手法については、なんとかものにしようとあちこちさまよった挙句に、なんとか試しにEXCELによる半手計算にて係数を算出するところまでやってみました。
そうでしたか。
それも、この本に解説があったのでしたか。
うむむ。
相変わらず時間にゆとりはないのでありますが。
この機会に、せめて初歩的な近似式の解法でも理解してみたいものだと思っております。

えっと。
またまた、さらに脱線ですねえ。
せっかく知り得たチェビシェフ近似でありますから、拙いながらも知り得た範囲で、書くことにいたしましょうか。

MYCPU80でCP/Mを![第43回]
2014.9.26upload

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