2011.2.12
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標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)

[第725回]


●WindowsXPのプリンタをWindows7のネットワークプリンタにする(その後の展開)

前回、WindowsXPに接続したCanonMP600プリンタを、ネットワーク上の別のWindows7パソコンのネットワークプリンタとして使うという作業についての説明を致しました。
そのあと自宅に帰りましてから、お風呂に入っておりますときに。
「あれえ。おかしいじゃないの?」
思い違いをしていたことに気が付きました。

前回は、Windows7パソコンで、WindowsXP上のMP600をネットワークプリンタとして接続しましたときに、WindowsXPからドライバを持ってきているように見えたことについて、
「どこかの時点でWindowsXPに最新のドライバをダウンロードしたのかもしれない」
と書きましたが、とんでもない健忘症でありました。
いやいや、やっぱり老人性なんとかかも知れませぬ。

確かにWindowsXPにはすでにMP600のドライバが入っておりました。
しかしそのドライバはいつどのようにして入れたのかはっきりした記憶がありませんでしたから、それをそのまま使って、Windows7のネットワークプリンタとする設定を行なったのでは、ひょっとすると、Windows7発売以前の古いMP600ドライバをWindowsXPにをいれていた場合とは異なる結果になってしまうかもしれない、と思いました。
せっかくそこまでして体験しようというのですから、ここはきちんとMP600購入時についていたドライバCDROMからドライバをあらためてインストールすべきだと考えて、そのようにしておいてから、そのWindowsXPに接続したMP600をWindows7のネットワークプリンタにする、という作業を行なったのでありました。
ですから、WindowsXPのMP600ドライバは「いつ入れたのかわからない」ではなくて、その直前にドライバCDROMから入れた、「Windows7発売前」のドライバだったのでした。
うう。
ついさきほどのことを覚えていない、というのは非常に危ない兆候なのだそうでありまして。

そこで。
そういうことになりますと、それはそれでちょっとおかしいのではないか、という疑問が出てきます。
え?
ああ、おかしいといいますのは私の頭のことではありませぬ。
もちろんMP600ドライバのことです。
Windows7発売前のプリンタドライバなのに、それがWindows7のネットワークプリンタ用に通用するのか?という、ちょいとした疑問です(通用したらいかん、ということはありませんが)。
ところが、その上さらにおかしなことに気が付いてしまいました。
Windows7にインストールされたネットワークプリンタのMP600のプロパティを開いてみましたら。



おかしいのは、赤のアンダーラインをつけたところです。
2009年つうのはどう考えてもおかしいじゃありませんか。
で。
過去の購入記録を調べてみました。
MP600は2007年9月1日に購入しておりました。
ついでながら、Canonの製品情報サイトによりますと、後継機種MP610が発売されたのが9月26日なのだそうです。
そういえば思い出しました。
新機種が発売になるからということで、それは承知の上で、量販店で処分セールのチラシを見て大喜びで購入したのでありました。
確かに本体は安かったのでありますが、インクが高い!

あ。それは余談。
ともかく、2007年に購入したときに製品に同梱されていたCDROMから入れたドライバのはずなのに、そのWindowsXPから「ダウンロードした」はずのWindows7のネットワークプリンタのプロパティに、どうして2009年の表記があるのでありましょうか?

ほらあ。
気が付かなくても良いことに気が付いてしまうものだから。
う。う。う。
そこのところをはっきりさせたい誘惑に…、打ち勝てません。
ひょっとすると、「WindowsXP」から持って来たと表示しておきながら、じつはこっそりインターネットからダウンロードしてしまっているのでは。
あ。私が、ではありません。Windows7さまが、です。
いや。
それならそういうことでもよいのですけれど…。

うう。
頭の中で、考えなくてもよいことが、ちらちら見え隠れしておりまして…。
そう。
もしも、インターネットに接続していない環境で同じことをしたのなら、果たしてどうなるか?
おお。
インターネットに接続していないネットワークというのもあり、なのではありませんか。
そういう環境で、同じようにネットワークプリンタの設定をWindows7で行なったとしたら、さきほどの「2009年」の表記の出所がひょっとして明らかになるのではありませんでしょうか?
いや。
ほんとにどうでもよいことなのですけれど。

●インターネットに接続しないLANネットワーク

実は。
いまどきの家庭内LANネットワークは、たいていはインターネットに接続するために設置したブロードバンドルーターが、LANネットワークのためのDNSサーバーも兼ねている、というのが実際のところだと思います。
しかし、そういうルーターなどによるDNSサーバーをもたない小規模LANもあるはずで、たとえば私のところでも、インターネット接続がブロードバンド化される以前のWindows98の時代でも、小規模なLANを構成しておりましたが、もちろんルーターによるDNSサーバーなど使わないでLANを構成しておりました。
しかし、今や時代がかわりました。
かくいう私自身がそういう昔のことなどすっかり忘れてしまって、ブロードバンドルーターにLANケーブルを接続するだけで、LANネットワークが自然にできてしまうことになんの疑問ももたないようになってきておりました。

ですけれど。
いまでも、ひょっとすると、そういうブロードバンドルーターに接続しないLANネットワークを構成している、という方もおいでなのかも(ほんとにありかなあ)。
そういうネットワークにWindows7を接続するとどうなるのか?
いやそもそも接続することができるのでありましょうや。
MP600のドライバのことよりも、いまやそちらの誘惑のほうが大になってしまいまして。
それで。
昨日も、今日も、連休をつぶして、その「DNSサーバーなしのネットワーク+Windows7」という命題にトライしていたのでありました。

ところで、もうほとんど忘れてしまっておりましたので、ブロードバンドルーター(のDNSサーバー機能)を使わないでLANネットワークを構築するにはどうしたらよいのか、ということを思い出すために、ネットを検索してみたのですけれど。
どうも、なにか違っているようなのでありますねえ。
皆様。なんだかやたら難しいことをやっていらっしゃるようで。
うう。
そんなに難しいことではなかったはずなんだけどなあ。
とりあえずは、皆様がやってみえるなんだかむつかしい方法でトライしていたのでありますが…。
つい、さきほどになりまして。
なんだ。
これでできるじゃないの。
そうそう。
確か、こんな感じでやっておりました。
というところまで、確認ができました。
まあ、2日間というもの、ずいぶん余計なことをやっていたことになりますが、それはそれで、いろいろ勉強になりました。

本日は時間がなくなってしまいました。
次回は、実に簡単な、ブロードバンドルーター(のDNSサーバー機能)を使わないでLANネットワークを構築する、について説明を致します。
あ。MP600ドライバはどうなったか、につきましても。いや、それはまたその次の回になってしまうかも。
2011.2.12upload

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