標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第496回]

●PIC18F2550の回路図です

Z80版TK80ボード(ND80ZH)の試作基板に接続してテスト中の、PIC18F2550の回路図がやっとできました。
ND80ZHの回路からPIC16F88を外して、そこにPIC18F2550を接続しています。



PIC18F2550を接続する前の、ND80ZHの回路図はこちら([第434回])です。
RC0〜RC2についているLEDはテスト中の動作をモニタするためのものです。
テストが済んだら外してしまいます。
PIC18F2550のpin15とpin16につながっているのがUSBコネクタです。
そのすぐ下にはICL3232があります。
このICはRS232Cのレシーバーとトランスミッターです。

●RS232C回路

ND80ZHはPIC16F88を使ったRS232Cインターフェイスを内蔵しています。
そしてPIC18F2550はUSBインターフェイスだけではなくて、RS232Cインターフェイスも内蔵しています。
せっかくあるのに使わないでおくのは、宝の持ち腐れですから、これから作る予定のZ80版TK80ボードも同じようにRS232Cインターフェイスをつけたいと思います。

その部分はND80ZHの回路がそっくりそのまま使えます。
PIC18F88のRX、TXをつないでいたところに、PIC18F2550のRX、TXをつなぐだけです。
もっともそれだけでは、PIC18F2550とZ80との間でやりとりするデータが、USB(HID)なのかRS232Cなのかを区別することができません。
そこでND80ZHでは未使用になっていたpin19出力(I/Oアドレス98のビット6)をPIC18F2550のRA4に接続しました。
I/Oアドレス98のビット6がHのときは、USB(HID)でのSTORE(SAVE)/LOADで、このビットをLにしたときは、RS232Cでの送受信であることをPIC18F2550に知らせます。

TK80モニタプログラムにはSTORE(SAVE)/LOADの機能は1種類しかありません。
ですからTK80モニタプログラムでは、USB(HID)とRS232Cを使い分けることはできません。
もちろんRS232Cの通信プログラムを、ユーザープログラムとして作ってしまうなら、できるわけですけれど。

ND80ZHには、TK80モニタプログラムのほかに、当社オリジナルのND80Zモニタプログラムも搭載しています。
これから作る予定のZ80版TK80ボードでも、同じようにTK80モニタプログラムとND80Zモニタプログラムの2本立てにするつもりです。

ND80ZモニタプログラムではSTORE(SAVE)は[*(I/O)]キーに続けて[C(SV)]キーを押します。
LOADは[*(I/O)]キーに続けて[D(LD)]キーを押します。
この2つの機能は、これから作る予定のZ80版TK80では、USB(HID)の送受信として働きます。

そしてRS232Cを使ったSTORE(SAVE)は[*(I/O)]キーに続けて[2(SO)]キーを押すことにします。SOはSerial Outです。
同様に、RS232Cを使ったLOADは[*(I/O)]キーに続けて[3(SI)]キーを押すことにします。SIはSerial Inです。

この2つのキーは初代ND80ZではRS232C送受信を割り当てていたのですが、その後長らくの間使われないままになっていました。今回はその空きになっていたところがちょうど利用できました。

ND80Zモニタプログラムで利用するキーについてはこちらの写真([第461回]ND80ZH)をご覧ください。

●RS232Cコネクタ

カスタムオーダー品のND80ZHでは、RS232Cコネクタは25pinのDSUBコネクタを使っています。
これから作る予定のZ80版TK80ボードでは、9pinのDSUBコネクタ(メス)を使うことにしました。
そのあたりの事情については[第183回]で少し書いています。
とりあえず動作テストのために、9pinDSUBコネクタ(メス)をND80ZH試作基板に取り付けました。



少しわかりにくいですが写真左側に見えるのが9pinDSUBコネクタです。
25pinDSUBコネクタの裏側から信号線を引き出しています。
9pinDSUBコネクタには秋月のUSBシリアル変換ケーブルを接続しています。

USBシリアル変換ケーブルでの送受信も、それからRS232Cケーブルを使って、Windows98パソコンの232Cコネクタと接続しての送受信も、ともにうまくいきました。
これで、現在計画中のZ80版TK80ボードでは、USB(HID)を使ったプログラム、データのSTORE(SAVE)/LOADと、RS232CでのSAVE/LOADの2通りの機能を利用することができることになりました。
2010.5.8upload

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