標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第402回]

●MYCPU80のご注文をいただきました

前回MYCPU80の完成写真をご紹介させていただいたHT様から、もう1セット(!)、MYCPU80の組立キットをご注文いただきました。
なんでも高校生の息子さんが、「僕も作ってみたい」と言いだしたのだそうです。

いいですねえ。
親子の断絶なんてことがごく普通に言われる時代に、親子で同じ趣味を共有できるなんて、うらやましい限りです。
ええ。ウチなどぜんぜんダメです。もう私だけ、一代限りです。

さっそくプリント基板を発注しました。
お届けできるのは、年が明けてから、多分1月の終わりころになりますけれど、親子で組立てキットに興じていらっしゃる様子が目に浮かぶようで、なんだか私の方が待ち遠しくなってしまいそうです。
HT様。できるだけ早くお届けできるよう努力いたしますので、いましばらくお待ちくださいませ。

●MYCPU80用のTiny言語

ときどきご紹介させていただいている、MYCPU80をご購入いただいたYT様のブログ、FIAT500と洗車の日々・・・(http://plaza.rakuten.co.jp/flyback/)で、久々の更新です。
なんでもMYCPU80の上で動くGAMEという言語がもうじき完成するのだそうです。

そうですか。GAMEというのですか。
私はてっきりTinyBasicだとばかり思っていました。
GAMEという言語は全く知りませんでした。

今回YT様が作られているのはインタプリタなのだそうですが、これが完成したら、次はコンパイラに挑戦されるとのこと。
もとは私個人の、「CPUを作ってみたい!」という思いからはじまって、できあがったMYCPU80組立キットですけれど、小石が池に落ちてできた波紋のように、少しずつ私の思いも及ばなかった方向に広がりつつあるようです。
HT様、YT様、がんばってください!期待しております。

●前回の補足です

前回balder10.imgとrawrite.exeをCドライブにダウンロードすると楽ですよ、という説明をいたしました。
でも後からよく考えてみたら、windowsフォルダにダウンロードしてしまうのが、一番簡単でした。
そうすれば、cdコマンドなどを使わなくても、いきなりrawrite.exeを実行することができます。

こんな調子です。


また、適当なフォルダにダウンロードしたとしても、DOSプロンプトで、そのフォルダに移動するのは、それほど面倒なことでもありませんでした。

例として、rawrite.exeを適当なフォルダ(C:¥tekitou)にダウンロードして、DOSプロンプトでそれを実行してみました。


cdコマンドで、フォルダtekitouに移動するには、上のように、Cドライブからのフルパス、c:¥tekitouと指定すればよいのです。

●イノベーションのジレンマ

ネットで調べものをしていて、たまたまこういう言葉があることを知りました。
ウィキペディアの解説記事です。
なかなかに興味深い解説記事です。

イノベーションは技術革新と訳されますが、技術革新によって成功したトップ企業が、その技術の延長を維持追求する余り、その開発の方向がついにはユーザーのニーズを超えてしまい、やがてその商品よりも劣るが別の特色をもった商品を売り出した後発メーカーに販路をゆずらざるを得なくなる、という経済理論があるのだそうです。

ふむむ。
私にはまるでMicrosoft社のことを言っているように思えましたよ。
技術革新が巨大企業を滅ぼすとき、ですか。
日本には昔から、おごる平家は久しからず、という言葉がありましたしね。
2009.12.17upload

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